【460号】押し入れや納戸に眠る お宝再発見

釣りやキャンプ、ギターなど、若い頃に熱中した趣味から、いつの間にか遠ざかっていませんか? 「いつかまた…」と押し入れや納戸にしまい込んでいた道具を、この春こそ引っ張り出してみましょう! それはあなたにとっての”お宝”かも。趣味を再開させるもよし、リユースするもよし。そこから新しい楽しみや出会いが広がるかもしれませんよ。


忘れていたあの品が暮らしを輝かせるかも…

押し入れの中のお宝を引っ張り出したことで、充実の毎日を手に入れた3人を紹介しましょう。

お宝再発見 caseA[ラジコン]

高校でラジコンデビュー。YouTubeで触発されて再開

松永さんの自作ラジコンデビューは、高校卒業間近に作った戦艦のプラモデル。「友人からもらったラジコン部品を積み込んでみました」。しかし、水に浮かべてみるとバランスが悪く、フラフラと走る姿に幻滅して5年ほどのブランク期に。情熱が再燃したのは、製作過程を紹介する動画をインターネットで見てからでした。押し入れから道具を引っ張り出し、ラジコン作りを再開。自身も、自作する過程の動画を公開するなど、今では人気のユーチューバーとして、全国に広がったラジコン仲間と交流しています。

TAKAPON CHANNEL / タカポンチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCTkS1cpfm1tKjokdO_4cRUA

病院に勤務している松永さん。趣味に使える時間は休日のみです。「水上を走るラジコン船の姿を見るのが何よりの楽しみ。『崖の上のポニョ』に出てくるポンポン船を実物大で作って、3歳と1歳の娘を乗せてあげたい」

病院に勤務している松永さん。趣味に使える時間は休日のみです。「水上を走るラジコン船の姿を見るのが何よりの楽しみ。『崖の上のポニョ』に出てくるポンポン船を実物大で作って、3歳と1歳の娘を乗せてあげたい」

部品を手作りしながら10年近く製作している5mのラジコン船。熊本地震後は仮設住宅暮らしでしたが、春にはこの船が入るガレージ付きの自宅に引っ越す予定

三角港に見学に行き、資料を集めて自作した自慢の〝ひごかぜ〟。「日本の海を守っている海上保安庁の船にこだわっています」と松永さん

三角港に見学に行き、資料を集めて自作した自慢の〝ひごかぜ〟。「日本の海を守っている海上保安庁の船にこだわっています」と松永さん


お宝再発見 caseB[自転車]

膝痛のリハビリ目的で購入 春から再開のロードバイク

30代の頃から「変形性膝関節症」にかかり、膝の痛みに悩んでいた野中さん。手術をせず、膝に負担をかけずに筋力を鍛えるリハビリ用として選んだのがロードバイクでした。1日2回、30分ほど走る習慣を1年ほど続けると、膝の調子が良くなっていったそう。しかし、その頃から仕事が忙しくなり、次第に自転車から遠ざかることに。「高価なものなのに、長くホコリをかぶらせたままでした。でも走れば体調が良くなると分かっています。この春から再開するつもりです」

南阿蘇村で農作業を続け、カメラマンとしても活躍中。「自転車をこぐのは全身運動。朝から乗ると頭がスッキリして気分爽快です。南阿蘇村は信号が少ないので、休まず走ることができるのも、リハビリには好都合です」

南阿蘇村で農作業を続け、カメラマンとしても活躍中。「自転車をこぐのは全身運動。朝から乗ると頭がスッキリして気分爽快です。南阿蘇村は信号が少ないので、休まず走ることができるのも、リハビリには好都合です」

南阿蘇を毎日走ることができる環境も好条件。「2カ月ほどで筋力がついたと実感しました」と野中さん

野中さんの自宅は古民家。土間に自転車を置いていたため、10年近くもの間、毎日見ては「もったいないことをしているなあ」と罪悪感を感じていたとか

野中さんの自宅は古民家。土間に自転車を置いていたため、10年近くもの間、毎日見ては「もったいないことをしているなあ」と罪悪感を感じていたとか

2010年当時30万円ほどした軽いフルカーボン製の車体。「リハビリ用で、趣味としてだったら買わなかったと思います」。膝を曲げすぎることなくペダルが踏めるので、負担が軽減できるとか

2010年当時30万円ほどした軽いフルカーボン製の車体。「リハビリ用で、趣味としてだったら買わなかったと思います」。膝を曲げすぎることなくペダルが踏めるので、負担が軽減できるとか


お宝再発見 caseC[二胡(にこ)]

忙しさの中、押し入れ行き。 再開後はストレス解消に

「6時間くらい没頭して弾き続ける時もあるんです」と、中国の楽器・二胡を手に話す中川さん。20代前半で二胡と出合い、独学で練習していたものの転職後に多忙になって、押し入れにしまい込んでいたそうです。「30代になって、忙しく過ごすだけの毎日でいいのかなと考えていた時、楽器店で二胡のレッスンを受けられると知り、練習を再開しました」。そのかいあって、今ではイベントなどでも腕前を披露するように。「仕事の合間のストレス解消にぴったり。もっと上達したいですね」と意欲的です。

フリーライターとして多忙な毎日を送る中川さん。旅行を兼ねて大阪で開かれる検定試験を受けに行ったり、著名な二胡奏者のセミナーに参加したり。「ケースを背負うと自己陶酔してしまいます」

しばらくクローゼット(押し入れ)の中にしまい込んでいた二胡が、今では毎日の暮らしに欠かせない存在に

しばらくクローゼット(押し入れ)の中にしまい込んでいた二胡が、今では毎日の暮らしに欠かせない存在に

「二胡のことになると話が尽きません」と中川さん。難度の高い中国曲を弾きこなせるようになるのが目標

「二胡のことになると話が尽きません」と中川さん。難度の高い中国曲を弾きこなせるようになるのが目標

最初の二胡はインターネットオークションで購入。その後、2台の二胡を追加しました


すぱいす読者に押し入れエピソードを聞いてみました!

ホコリをかぶったスキー板

納戸の片隅で、ホコリをかぶっている数本のスキー板。十数年前までは、最低でも年1回は、広島県や島根県のスキー場まで遠出していましたが、最近は九州内のスキー場にも行っていない。忙しかったり、けがが怖かったりというのはありますが、寒いスキーがおっくうになっているというのが、一番の原因。ただ、スキーが嫌いになったわけではない。今でも大好き。ただ坂を滑り落ちるだけのことなのですが、何の動力もなく、ほとんど身ひとつで風を切って滑る爽快感は、経験した人なら忘れられないはず。60歳を過ぎて、少しは身の回りの余裕も生まれてきました。今シーズンは無理でも、来季こそスキー板をきれいに磨いて、新雪のゲレンデに立ちたいと思っています。
(ま~ちゃん)


元彼の思い出の品

旦那には内緒ですが、15年前に付き合っていた元彼との写真やプリクラ、手紙など(が押し入れに)。手紙とともに、元彼が就職してもらった初任給のうちの1万円も。その1万円は使いきれず、きっとこれからも使えません。
(けーちゃん)


絆の波動で再会

初めて担任した私たちを温かく指導してくれた新卒の先生。病院内養護学校という特殊な環境もあって、余計に思い入れが強かったのだと思います。先生とは卒業後も便りのやりとりをしていましたが、私も成長するにつれ次第に連絡を取らなくなりました。それから数十年後、押し入れの中で先生からもらった年賀状などの便りを見つけました。これがきっかけで先生が定年退職される年に再会。先生のふさふさだった髪はなくなっていましたが(笑)、懐かしい声は変わりませんでした。先生が在職中に再会できたのは、押し入れの中の便りが絆の波動を発していたからかもしれません。
(猫団の住人)


捨てられない服

押し入れにはとっても気に入っていたものの、もう入らなくなった服がしまってあります。これから、自力では痩せることはありません。でも、とっても気に入っていた服たちなんです。
(かしましおばさん)


不要になったものを有効にリユースする3つの方法

もし、どうしても使うあてがないのなら、廃棄するのではなく、リユースしてみましょう。必要としている誰かが有効に使ってくれれば、〝押し入れの宝〟たちも第二の人生を歩めるはず!

(1)すぐに現金化したいなら リサイクルショップで売る

不要品を早く手放したい方にはリユース(リサイクル)ショップで買い取ってもらうのがお勧め。その場で現金を受け取ることができるのが最大のメリットです。ただし店舗によって買い取りの条件や査定金額が異なるので、納得いくまで店を回るのがコツ。

(2)できるだけ高値で売りたいなら インターネットオークションやフリマサイトを利用する

日本全国からアクセスできるインターネットオークションやフリマ(フリーマーケット)サイトは、一般的に価値が低いとされるものでも、それを欲しがっている人と出会える可能性大。意外な高値で売れることも…。ただし、顔の見えない相手との取り引きであることのリスクを理解しておいて。また、サイトによっては販売手数料がかかるので出品前にきちんと規約を確認しておきましょう。

(3)売り上げよりも交流重視なら! バザーやフリーマーケットに出店して、手渡しする

自治体や民間団体が主催するバザーやフリーマーケットに出店するのも手段の一つ。一般的に出店料を除く売上金が全て自分のものになるので、手放したいものが数多くある方に適しています。荷物の持ち運びや買い手との価格交渉が面倒でなければ、出品物を通したコミュニケーションを楽しむことも。