【495号】オール男性スタッフによる「男」の不定期連載 すぱ男(だん) 第10回 男磨きは爪磨きから!?指先で演出する「デキる男」編
自分磨きに意識の高い男性の間で、ひそかに注目を集めている「ネイルケア」。肌をきれいにし、髪形をどんなにキメていても、伸びっぱなしの爪やささくれのある指先では、マイナスイメージを与えてしまうこともあります。そこで、清潔感のある指先を手に入れるため、男性でもできるネイルケアについて聞きました。
ケアの前に知っておきたい 正しい爪の切り方
名刺を差し出す、書類を渡す、何かを指さす、電話をかける…。さまざまなビジネスシーンで手や指は見られています。ケア専門ネイリストとして活動する大嶋美穂さんは「会社経営者や接客業、学校の先生など、人前に出たり、人に会う職業の人がよく相談に来られます。しかし、大半が誤った爪の切り方をしているのが現状」と話します。
一般的に爪甲(ピンク色の部分)から白く伸びた爪先を全てカットしてしまいがちですが、実はそれが「深爪」の状態。深爪になると爪がまっすぐに伸びることができず、指先の皮膚が盛り上がり、巻き爪になって周囲に炎症を起こすことも。伸ばし過ぎず切り過ぎない適切な長さをキープすることが大切です。
爪は切るものじゃない! 整えるものだ!!
しかし大嶋さんは、「実は自分で自分の爪を切るのが一番難しい」とも。「できれば最初はプロに整えてもらい、その後の日常のケアを小まめに意識してもらえれば」とアドバイスします。普段のケアでぜひ使いたいのが「爪やすり」。長さや形を調整しやすく、毎日でも負担になりません。
美しい爪は、相手に清潔感を与えるのはもちろん、自分に自信が持ててヤル気が出たり、所作が美しくなったりと、さまざまなメリットがあります。指先を磨きながら、男も磨きましょう!
体験者・西田智史さん
仕事は営業、プライベートでは空手をしているので、普段から念入りに爪は切ってましたが、それが深爪だったとは(笑)。
今後は自信を持って手を見せられるよう、しっかりケアを続けていきます!
正しい爪の切り方
美しい指先を手に入れる方法
Step.1 指先が荒れていればプロにお任せ
最近は男性対応やケア専門のネイルサロンもあります。正しく爪をカットしてくれるほか、自分では難しい角質除去やささくれ、甘皮を処理してくれて見違える指先に
Step.2 乾燥するこれからの季節 自宅でのケアは必須
爪やすりは縁の部分を爪の中に押し込むように当て、バイオリンを弾くように長いストロークで一定方向に軽く引きます。まずは目の荒い方で大まかに削り、目の細い方で整えます。爪の表面は削りません
長さと形を整えたら、ネイルオイルを爪の甲と根元に塗ります。ハケタイプなら液が流れる速度に合わせてハケを動かし、スポイトタイプは爪の全体に行き渡るように垂らします。次に手を返し、爪先から爪の内側にネイルオイルを垂らします。最後に、ハンドクリームなどを塗りながら指先を軽くマッサージすれば完成
ネイルケアのポイント
1.爪切りではなく「爪やすり」を使う!
2.伸ばし過ぎや深爪に注意。適切な長さで!
3.爪も皮膚の一部、清潔さと保湿が大切!
4.定期的(1ヶ月に1回ほど)にプロに依頼して角質のケアを!
ネイルケアの達人・大嶋さんが教える 爪にまつわるエトセトラ
●爪切りから爪やすりに切り替えましょう。手と足は別の爪やすりで「1人2本」がベター。臭いの原因となる菌などが繁殖している場合があります
●手を洗ったら必ず爪もハンカチで拭き上げること! 水分が残ってると乾燥して、縦ジワが入りやすくなります
●爪に横ジワが出てきた時は、ストレスや体調不良のサイン。見逃さないように
●爪は皮膚の角質層の一部が角化(死んで硬く変化)したものです。再生・回復せず、1日に0.1mmしか伸びないので、生え変わるまでに手で6カ月、足なら1年かかります。大事に育てて
Profile
独自の技術で爪を健康で美しく改善する専門家「健爪師」として活動。現在、ケア専門ネイリストとして、介護施設でのスタッフ向けセミナーの講師などで活躍中。
求む!皆さんが知りたい「男ネタ」大募集!
「すぱ男」では、女性も共感でき、夫や周囲の男性に勧めたくなる情報や、一方で女性には全く理解できない男性ならではの趣味の世界を紹介していきます。皆さんが知りたい、知っている「男ネタ」をぜひお寄せください。
氏名、住所、電話、メールアドレスを明記の上、ハガキかFAX、メールで下記までお寄せください。
〒860‐8506 ※宛先住所は不要
くまにちすぱいす「すぱ男」係
FAX:096-372-8710
メール:spice.spice@kumanichi.co.jp
コメント
0