【504号】20歳20人の主張

新元号「令和」の2年目となる2020年。56年ぶりに夏季オリンピック&パラリンピックが東京で開催されるほか、熊本では春に熊本城特別公開の第2弾がスタート(予定)し、10月には「アジア・太平洋水サミット」も行われるなど、ビッグイベントがめじろ押しです。そんな華やかさに満ちた2020年にちなみ、20歳の若者20人に、それぞれの思いをしたためてもらいました。新たな一年は、令和を担う彼らの“声”で幕開けです!

「令和」を担う20歳の若者たちの熱い思いに注目!

自分や熊本、日本の未来について、そして今のオトナたちにも物申す!

令和の時代が進むとともに、“時代の主役”となっていくであろう20歳。そんな彼らが、今何を考え、どんな将来像を描いているのか。それを知るために、「10年後の自分」「未来の熊本、日本」「オトナたちに言いたい!」の3つの質問をしました。学生や社会人など、立場の異なる若者たちの回答は意外にも真面目(!?)で真剣そのもの! さらに、20歳前後にさまざまな体験をしたタレントのまさやんさんにインタビュー。当時のエピソードを聞き、今の若者にアドバイスしてもらいました。


[主張その1]10年後の私はこうなっている!

福田海斗(かいと)さん/自動車部品製造業
仕事から帰っても一人なので、とにかく話し相手が欲しいです。欲を言えば、おいしいご飯を作ってくれたら最高(笑)。

坂上(さかうえ)由衣子さん/大学生
今、劇団に所属してミュージカルなどをやっているので、将来は“演じる”ことで人を笑顔にできればいいなと思っています。

西薗綾音(あやね)さん/製造業
人見知りなので、公私共に人とたくさん話せるようになりたいです。そのために、まずはご近所さんの井戸端会議に参加してみます!

市川愛美(あみ)さん/半導体製造業
将来は結婚して、子どもが2人欲しい! 今の職場は、子育てをしながらでも働けるので、どちらも頑張りたいです。

村上まりあさん/専門学校生
ネイルの勉強をしているので、時々友人のケアをしてあげると喜ばれて、私もうれしくなります。結婚してもネイリストを続けたい!

大嶋里菜さん/大学生
食べることが大好きで、大学も農学部に進学しました。スーパーなどで買い物をしていても、つい食品の成分表示が気になります(笑)。

竹本龍貴さん/水産業
家族と一緒に仕事をするようになり、漁師の仕事の大変さを改めて感じました。これから自分も力を付け、日本一のノリを作っていきたいです!


[主張その2]未来の熊本、日本は、こうなってほしい!

牟田隼人さん/大学生
熊本地震からもうすぐ4年。随分、復旧が進みましたが、阿蘇などに行くとまだ地震の爪痕が残っているので、早く元通りになってほしい!

井坂弘海(ひろみ)さん/サービス業
都市部にばかり集中する人や施設、交通インフラ。特に渋滞緩和のために、熊本でも地下鉄やモノレールの導入を検討してください!

松﨑采音(あやね)さん/自動車販売業
高校2年生の時、熊本地震を経験しました。将来のことで不安を抱いていた時に、傷ついても立ち続ける熊本城に勇気をもらいました!

加藤朱里(あかり)さん/自動車部品製造業
会社では製品の受注から出荷までの事務処理を担当しています。取引先の方と顔を合わせる機会が少ないので、もっと外に出たいです!

橋本すぎ奈さん/サービス業
相撲観戦が趣味で福岡場所はもちろん、大阪や名古屋まで本場所を見に行きます。熊本もスポーツで多くの人が訪れて活気づいてほしい!

北村成臣(なるみ)さん/製造業
郊外に住んでいるので、Wi-Fiがないことの不便さを、身をもって体験しています。Wi-Fiも“格差是正”をお願いします!

髙村 拓さん/大学生
社会で生きていく上で、「お金」は絶対必要です。お金を上手に活用するには、子どものうちからお金の使い方や稼ぎ方を教えることが重要!


[主張その3]オトナたちに、これだけは言いたい!

荒木理奈さん/専門学校生
私の祖母や母は、会話の中で「ワンチャン」「半端ない」などの若者言葉をフツーに使うので、「やめた方がいい!」と注意しています(笑)。

大畑歩夢(あゆむ)さん/大学生
私の親やオトナたちの「こうしなさい」は、すでに20~30年前の古い価値観。人に言われたことをやるのではなく、自分の信念に従って行動したい!

磧上 楓(せきがみ かえで)さん/半導体製造業
テレビ番組などで「モノを知らない」という理由で、昭和世代にバカにされる平成っ子ですが、私たちだって頑張ってるんですよ!

小田喜一さん/大学生
「次はお前たちの時代」って、実は次世代に責任を押し付けているだけのような…。若い僕らと一緒になって課題を解決しましょう!

中川海哉さん/農業
代々続くミカン栽培の仕事を始めて3年になりますが、まだまだ覚えることばかりです。早く成長したいので、父や祖父にもっと指導してほしいです!

塚本早貴さん/サービス業
20歳になったのを機にお酒にチャレンジしたら、マズくて飲めませんでした(笑)。特にビールは、なぜ皆がおいしそうに飲むのか分かりません!


人生経験豊富なタレントまさやんさんインタビュー

20歳の頃の行動や決断が大人になってからの"糧"になります!

中学卒業後、高専に進学したので、20歳の頃は、ちょうど卒業の年でした。卒業後の進路が決まっておらず、ふらっと東京に行き、そのまま山中湖の民宿や長野の山小屋でバイトするなど、随分“自由”に過ごしていました。当時は、今のような仕事がしたいという目標などもなく、漠然と「海外に行きたい(仕事がしたい)」ぐらいのことしか考えておらず、3週間ほどアイルランドを旅したこともありました。

周りは卒業と同時に、いい会社に就職していましたが特に焦りはなかったし、今でも20歳前後のことを後悔はしていません。「戻りたい」とも思いませんけどね(笑)。「やろう!」と思って即行動に移せる思い切りの良さは若いからこそ。そういう経験をしていると、大人になってから迷ったりきつかったりするときでも、「あの時も何とかなった!」と思えるはずです。

若い人たちには、ぜひ“面白そうな大人”とたくさん交わってほしいですね。「いいお手本」も「反面教師」もいますが、いろんなことを教えてくれますよ。

1973年、八代市生まれ。熊本を中心にタレント、ラジオパーソナリティー、ディレクターとして活動。RKKテレビ「夕方Liveゲツキン!」(月~水曜MC)や「土曜の番組」、RKKラジオ「まさやんのラジオ・デスマス」などに出演中。


まさやん先生のプチ人生相談

紙面に登場してくれたハタチの皆さんの悩みに、まさやん先生がゆる~く答えます

■会社の寮で一人暮らし。彼女もおらず寂しいです…。/福田海斗さん

一人が寂しければ、誰かに会いに街に出かけてみては。僕も20代前半の頃は、よく一人で飲みに行っていました。ただ、誰とも話さずに酔っ払って帰っただけってことも多々ありましたが…。

■思っていることを口にできず、つい人に合わせてしまいます。 磧上 楓さん

僕も似たようなもんですが、自分で「そういう性格なんだ」と納得しているところもあり、自分を変えたいとは思いません。少しずつでいいので、思ったことを言うようにしてみては。

■よく大人は「失敗してもいい(からチャレンジしろ)」と言いますが、本当に失敗したら怒られそうで…。 坂上由衣子さん

人間、年齢を重ねるとだんだん周りから怒られなくなってきます。そう考えると、チャレンジして失敗して「叱られる」のは若い人の特権。何がダメでどうしたらよかったのかを教えてくれる「叱ってくれる人」を大切に。

若者の悩みに真剣に見入るまさやんさん。「俺も同じようなことで悩んでたな」