【532号】保護猫とのハッピーライフ

キュートなしぐさや表情で、人々のハートをわしづかみにする猫たち。そんな猫を家族の一員にしたいと考えているご家庭もあるのでは。その場合、保護猫を迎えるという選択肢はいかがでしょう。保護猫と出合える施設や、家族に迎えるときに知っておきたいルールなどを紹介します。

保護猫と出合うには

保護猫と出合うことができる動物愛護センターやカフェを紹介。
まずは気軽に訪ねて、猫たちと触れ合ってみて。

Catton(キャットン)

ジュエリーショップ内に譲渡ステーションを常設

店舗内に保護猫の譲渡ステーションを常設したジュエリーショップ。保護動物の譲渡を促進する県内の団体と協力し、保護猫との橋渡しを行っています。ステーション内では常時4匹の猫たちが元気いっぱいに遊び回っています。希望すれば、触れ合うことも可能。店にはジュエリーショップの買い物客だけでなく、猫の様子を見るために訪れる人も多いそうです。

衛生管理のため、猫たちと遊ぶ時は靴下の着用を忘れずに

猫をモチーフにしたアクセサリー(5900円~)が人気です

奥のスペースが保護猫の譲渡ステーション。店内は明るくおしゃれな雰囲気です

店舗情報

Catton(キャットン)

住所
荒尾市万田725‐1
TEL
0968-57-9285
店舗ホームページ
https://catton.jp/
営業時間
11時~18時
休業日
火曜

熊本県動物愛護センター

県内各地で保護された猫の情報をHPで公開

熊本市を除く県内の各保健所に保護された犬や猫を収容。現在、定期的な譲渡会は開催されていませんが、譲渡可能な保護猫の情報(年齢や性格など)をホームページで公開中です。同施設を訪れる際は、まず電話での問い合わせが必要となります。熊本市は同市動物愛護センターTEL:096(380)2153も。

成猫を中心に保護されています。今後のイベント情報はHPをチェック

面談や譲渡前講習会に参加後、猫を引き取ることができます

店舗情報

熊本県動物愛護センター

住所
熊本市東区戸島町2591
TEL
096-380-3310
店舗ホームページ
https://www.kumamoto-doubutuaigo.jp/
営業時間
9時~17時
休業日
不定

かごにゃん 新市街店

ゆったり過ごせる街なかの猫カフェ

猫の保護と譲渡を目的に運営されている猫カフェ。店内には約20匹の猫たちがくつろいでいます。基本料金は入店料(30分400円、延長10分ごとに100円)+飲食代。ドリンク(300円~)のほか、食事やスイーツメニューも充実しています。お得なパック料金もあり。お茶やスイーツを楽しみながら、個性豊かな猫たちと触れ合ってみませんか。

写真を撮影するときはフラッシュを使用しないよう注意して

お茶を飲んでいると猫たちがすりすり♡

猫におやつ(100円)をあげることもできます。店内では靴下の着用が必要です

店舗情報

猫カフェ Cat Shelter かごにゃん 新市街店

住所
中央区新市街6-2 グリーンライトビル3F
TEL
096-221-4000
営業時間
12時~22時(電話は12時以降)
休業日
なし
駐車場
なし

家族に迎える前に知っておきたい基本ルール

保護猫をわが家に迎えるときにはまず、育てるための環境や経済的な負担などについて家族で話し合いましょう。

家族の同意を得る

動物を家族として迎えることは、命に最後まで責任を持つということです。保護猫を引き取るときは家族全員の同意が不可欠。子猫なら、しつけなどの手間がかかりますし、成猫の場合は新しい環境に慣れるまで、根気強く向き合う必要があります。また、病気になったときの治療費の負担や、万が一、自分たちで飼えなくなった場合の後見人など、家族みんなでしっかり話し合っておきましょう。

終生飼養と責任

猫の寿命は、だいたい15~20年といわれています。飼い主には、猫が健やかに生涯を終えるまで「終生飼養(しよう)」する責任があります。快適な環境でストレスのない暮らしを整えてあげることは、病気のリスクを下げることにもつながります。猫は縄張り意識が強い生き物です。引っ越しや結婚、出産など、家族のライフスタイルやライフステージの変化も十分に考慮して迎え入れるかどうかを検討しましょう。

室内飼いと避妊・去勢

引き取った保護猫は、完全室内での飼育が基本になります。室内で飼育すると、事故によるケガや感染症などのリスクを避けられるというメリットがあります。室内に猫専用の立体遊具などを設置して、遊びながら運動できる環境をつくってあげるようにしましょう。また、引き取った猫は避妊・去勢を行うことが必要です。手術することにより病気の予防にもつながります。


保護猫を家族に迎えたきっかけは?

保護施設から実際に猫の譲渡を受けた人に話を聞きました。

陽くん(左)・ルーナちゃん(荒尾市 Fさん家)

以前から猫を飼うなら保護猫をと考えていました。初めて施設を訪れた時にこの子たちに合って一目ぼれ。施設から飼育法や猫の性格など、いろいろなアドバイスをしてもらえたので、安心して迎え入れることができました。

めめぞうくん(熊本市 Bさん家)

黒猫を飼いたくて猫カフェへ。席に座ると一匹の黒猫が私にすり寄って来てくれて、とても愛情が湧いてきました。当時は目が腫れて鼻水を垂らしていましたが、「この子と暮らしたい!」と強く思い、家族に迎えました。


野良猫との付き合い方

野良猫は増やさないことが大切です。“かわいそう”と感じて安易に餌を与えたりしてしまうと、繁殖を助長してしまうことになりかねません。野良猫に出合っても保護できる責任が取れない場合、餌をあげるのはNG。もし餌を与えるときは、後の食べ残しやフンの世話などまで考慮する必要があります。


譲渡までの流れ

保護猫を引き取るまでの流れをチェック。施設により条件が異なるので、詳しくは問い合わせを。

各施設のホームページで公開されている、譲渡先募集中の猫たちの情報を確認。

実際に猫たちに合いに行きましょう。熊本県動物愛護センターの場合は事前に電話を入れます。

猫と触れ合い、相性を確認。引き取ることを決めたら、飼養環境などについて面談を受けます。

初めて猫を飼う場合は、環境づくりについてアドバイスをもらうことも可能です。また、先住猫がいる場合は相性を見るため「トライアル」(1週間程度、自宅で一緒に暮らす)の相談もしてみましょう。

譲渡の手続きへ。施設により譲渡前講習会の受講や、(家庭訪問して)飼養環境の確認を受ける必要があります。

猫を連れて帰ります。譲渡日には猫用のケージを忘れずに。

引き取った猫は、感染症などの病気にかかっている場合もあります。受け取り後は速やかに動物病院で受診させましょう。