【534号】5分で分かる!? Youtube活用術

新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛で「おうち時間」が長くなったのをきっかけに、視聴する人がグンと増えたといわれる「YouTube(ユーチューブ)」。お気に入りのジャンルやキーワードで検索するだけで、無数の動画を無料で見られる手軽さが魅力です。ただ、“にわかユーチューブユーザー”は、まだまだ使いこなせていない面も。そこで、さまざまな活用術を紹介します!


世代を超えて楽しめるのが魅力 自分の世界を広げるきっかけに

好きなものだけ見られる"テレビ" 個人の情報発信ツールとしても活躍

世界最大の動画共有サービスである「YouTube」は、2005年に設立されました。「Tube」は、英語で「テレビ(ブラウン管)」の意味。まさに「皆で動画を共有する」=「みんなのテレビ、あなたのテレビ」というコンセプトが、そのまま名前になっています。

最大の特長は、誰もが気軽に情報を発信できる点です。例えば、アマチュアミュージシャンなどが動画をアップしたことで、一気に知名度が上がってメジャーデビューしたりするのも、YouTubeならではです。さらに、テレビなどでは取り上げにくいコアな話題、マニアックなジャンルなども、自由に発信することができます。

また、「見る側」としては、好きなチャンネルだけを登録して、“自分だけのテレビ”を楽しむことができるだけでなく、そうしたさまざまなチャンネルの中から、まだ世に出ていない名もなき才能を見つけるワクワク感も、魅力の一つです。一方で、常にチェックは行われていても、公序良俗に反したり、権利を侵害したりしている動画がアップされている可能性もあるので、自分自身で見極める“目”も求められます。

新型コロナウイルスの影響で、当面、大規模なイベントや人との接触が難しい今、情報の収集・発信やオンラインライブなど、YouTubeを新しい生活様式の中に上手に取り込んでいきたいですね。

さいばーとれいん代表 斉場俊之さん
熊本を拠点にインターネットライブ配信や映像・Web・紙媒体制作などを手掛ける傍ら、防災やITに関する講師なども務めている。


子どもたちと楽しむ!視聴時間を決めるお手伝いポイント

1男2女の3人きょうだいの近藤家(熊本市北区)。コロナ禍による休校期間中のオンライン授業をきっかけに、タブレットの使い方を覚え、「YouTubeに目覚めてしまいました!」と母の良栄さん。お気に入りは人気マンガ「鬼滅の刃」や「ポケットモンスター」に関するチャンネル。時には良栄さんの大好きな宝塚歌劇団の動画を一緒に見るなど、親子のコミュニケーション手段としても役立っています。

ただ、夢中になるとどうしても視聴時間が長くなってしまうので、近藤家では、子どもたちのお手伝いをポイント化。一定のポイントがたまると動画を1本見られるという約束事を設けた上で、「時間と場所を選ばない身近な娯楽として活用しています」。

左から長女あかりさん、次女さやかちゃん、長男八雲(やくも)くん。一緒にYouTubeを見ている時はケンカもしないとか

近藤家のお手伝いポイント“Kon Pay(コンペイ)”一覧表。視聴に必要なポイント獲得のためにトイレ掃除を頑張る八雲くん


トレーニングに活用! 動画で動きを見て確認 上達の近道に

夫婦そろって広島カープファンという山本家(大津町)。その影響か、小学校5年生の娘・千祥(ちさき)さんも少年野球に夢中です。そんな千祥さんの自宅での練習に役立っているのが、野球動画「トクサンTV」。分かりやすい野球上達のコツやプロ選手をゲストに招いての技術解説などが人気を集めています。

「動画だと、実際にやってみせてくれるので、親が口で言うだけなのとは説得力が違う。おかげで娘も上達しています」と効果を語る父の幸延さん。千祥さんは、野球だけでなく陸上競技にも取り組んでいるので、そちらもYouTubeでトレーニング法などを見て参考にしています。今や“親子鷹”もYouTubeを活用する時代になったんですね。

母・あすかさんも交え、親子で大好きな「トクサンTV」を見ながら動きを確認して、いざ実践へ!

お父さんによるノックで守備練習。動画で見たステップをさっそく取り入れます


思い出を再び! 若かったあの頃の曲 「良いものは良い」

現在、54歳の赤松祐さん(熊本市中央区)。仕事柄、常にパソコンを使うので、仕事の息抜きに以前からYouTubeを見ていました。特にお気に入りは、80~90年代のアイドルや歌謡曲。「若かりし頃の思い出に浸りたいのもありますが、歌の良さ・上手さなど、時間がたっても良いものは良いんですよ。それが当時の映像と一緒に見られるのがYouTubeの魅力」と力説します。

さらに、車での移動中なども見られるようにと、ダウンロード可能な動画を集めていますが、「ついつい夢中になって、ダウンロード作業で徹夜したこともあります(笑)」。他にも、興味をそそられたチャンネルを数多く登録している赤松さん。「YouTubeの中にいろんな世界があるのが楽しい」と、夜更かしもいとわず今日も新たな世界をのぞきます。

寄る年波に勝てず、「(YouTube)観賞時には拡大鏡が欠かせない」と苦笑

お気に入りの動画を見つけるために時間を忘れて検索を続ける赤松さん。「たまに、仕事をしている時間より長くなります(笑)」


こんなチャンネルもおすすめ!

超メジャーからマイナーまで、あらゆるジャンルと膨大なチャンネルの中から、編集部おすすめのチャンネルを紹介します!

かんあきチャンネル

チャンネル登録者数300万人超という、子どもたちに絶大な人気を誇るチャンネル。4人きょうだいが、おもちゃ紹介や料理作り、お出かけの様子などをアップしています。なんと、きょうだいは熊本在住!

https://www.youtube.com/channel/UCNHqosTdwFPSK5OQsjFoS5g

Sportube 〜スポーツ部〜 テラ・つーじー

元陸上自衛隊レンジャー隊員で、ボクシング日本代表トレーナーなども務めているプロトレーナーのテラさんが、スポーツ選手だけでなく、おうち時間が長くなり運動不足気味の人にもぴったりのトレーニングを紹介!

https://www.youtube.com/channel/UC4qMikghyZwP3rPC5y7uc9Q

樫山結の熊本 お取り寄せ・とっとっと♪

これまでに、仕事で県内45市町村を8周した経験を持つ“熊本通”のローカルタレント樫山結さんが、県内のさまざまなお取り寄せグルメを紹介。樫山さんの豪快な食べっぷりと、“直球”の食レポがひそかに話題に。

https://www.youtube.com/channel/UCA29zVsvYNYPiUwwzyJ9G8Q

ワラしがみ

沖縄在住のお笑い芸人「リップサービス」などが出演するYouTubeチャンネル。メンバーの一人、榎森耕助ふんする“せやろがいおじさん”が沖縄の海をバックに時事ネタに毒を吐く姿をドローンで撮影するというミスマッチぶりが人気。

https://www.youtube.com/channel/UCe6tWL2GoemBsKFLyn5ZpgA


まさか!?の意外な活用法

以前、車を運転中にタイヤがパンクしてしまった時のこと。交通量があまり多くない場所で、他のドライバーに助けてもらうのも望み薄だったので、YouTubeで「パンク修理」の動画を検索して、自力でスペアタイヤに換えました!(40代女性)

―まさに、神様、仏様、YouTube様ですね(笑)

仕事のストレスがたまってどうしようもないときに、伝説のハードパンチャー、マイク・タイソンのKOシーンだけをまとめた動画を見て、いやな上司をぶん殴った気分になってスカっとしています(笑)。(40代男性)

―「癒やし(ストレス解消)」の手段も人それぞれ!

ステイホーム期間中に、過去の箱根駅伝の動画を、各大会とも1~10区すべて見ていました。(50代男性)

―飽きずに見られる根性がすごい!

自分でもユーチューバーになってみようと思い、動画編集ソフトの使い方や映像エフェクトの手法を紹介しているチャンネルを探しました。(40代男性)

―YouTubeを始めるためにYouTubeを検索…。シュールですね