熊本の旬な情報を発信しているKumarismのメンバーが、大学生ならではの偏った目線でモノコトを熱く語ります!
Rinna

タヒチアンダンスを習い始めて8カ月の大学2年女子。趣味はカメラ。毎日違う表情を見せてくれる空が大好きです。


タヒチアンダンスに夢中

新年度が始まり、新しい場所や環境で何か始めたい!と思っている人も多いのではないでしょうか。
また自粛も緩和され以前の日常に戻りつつある中で、体を動かしてオンライン疲れや日々のストレスを発散してみるのはいかがでしょうか。
そこで、今私が熱中している「タヒチアンダンス」をご紹介します。

私は大学1年の夏から習い始めました。
きっかけは大学生のうちに何か一つでも熱中できることをしたいという思いから。

サークルや部活のお知らせを見てもあまりパッとするものがありませんでした。しかし、偶然バイト先で小学校時代に習っていたフラダンスの先生と再会。現在はタヒチアンダンス教室を開いていると聞き、ものすごく興味が湧いて、勢いで始めました。

タヒチアンダンスって何だろう? と疑問に思った人は少なくないはず。
私も実際ぼんやりとしか想像できませんでした。

実はフラの発展にも大きく関わっているタヒチアンダンス。ポリネシアン文化を担う重要な存在です。

大きく分けて「オテア」「アパリマ」「パオア」「ヒヴィナウ」の4つに分類されます。

これらはタヒチ国内最大規模の祭典「ヘイヴァ」に欠かせないもの。
その中でも「オテア」は伝統打楽器トレエのビートに合わせて激しく動き、情熱的で大胆な踊りに心を奪われます。
一方、「アパリマ」は手の動きで月や太陽、神話などを幅広く表現するゆったりとした踊りにうっとりします。

まず基本姿勢は中腰で背筋はピンと伸ばします。この状態でゆっくりとしたテンポでの基礎をみっちり行います。
円や八の字を描くように腰を回すのですが、これが本当にキツいのです。

腰はしっかり動かしながらも、上半身の軸はブレないようにまっすぐ前に。
手はしなやかに波をなでるように。
体幹筋や背筋など全身の筋肉をまんべんなく使うため、じわじわと全身から汗が出て、血の巡りが良くなっていくのを体で感じます。

激しいダンスを想像していた私はこのギャップに圧倒されました。
しかし、これが激しい動きを丁寧かつ美しく魅せるカギなのです。
レッスン初日後1週間は全身が筋肉痛に。みんなが初めに通る道だそう。レッスンの回数を重ねるごとに、痛みにも慣れ、少しずつですが指先の神経まで意識できるようになりました。


タヒチアンダンスの魅力とは

「アラヌイオリタヒチダンススクール」代表であり、私の師である佐々木成美さんにお話を伺いました。

タヒチアンダンスとの出会いは出張先のハワイで見たポリネシアンダンスショー。
そこで感銘を受けた後、師ティアレタヒチアンズに師事し、今年で約15年目。今でも現地タヒチに足を運んでレッスンを受けているそうです。

「静や動のさまざまな動きは躍動的で人間の外側だけでなく、内側の美しさが現れます。タヒチでは古くから伝わる伝統文化を大切にするとともに、今の文化と融合し進化を続けています。ミュージックやダンスから、衣装・装飾などの細部に至るまで多角的な表現や演出方法があること」と語ってくださいました。


実際にダンスをしていて文化的背景を所々に感じることができます。それはタヒチの歴史を見るとよく分かります。
かつて、「ことば」を持たなかったタヒチの人々にとって、ダンスが表現のすべてでした。
19世紀にフランス統治下に置かれ、ダンスが全面禁止になった中でも、ひそかにダンスの伝統を受け継ぎ、今につながっています。

今年はコロナ禍でショーが開催できなかったため、その悔しさを日々の練習に、そしてステージにつなげていきたいです。
祖先への敬意と自然や大地に祈りをささげる圧巻のステージはぜひライブで、そしてご自身で楽しんでいただければと思います。