熊本の旬な情報を発信しているKumarismのメンバーが、大学生ならではの偏った目線でモノコトを熱く語ります!
Naoya
映画は映画館で見る派の文学部男子。映画を見に行こうと誘われたら絶対断らないので、財布が悲鳴を上げている。
私がTシャツにこだわる理由
私が洋服の中で一番好きなもの、それはTシャツです。
私がTシャツを好きになったきっかけは、私の好きなバンドメンバーのファッションです。
キャラクターがプリントされたTシャツを、コーディネートのアクセントとしてラフに着こなしていた姿がかっこよく憧れました。
その時まで私は、Tシャツはシンプルなものがいいと考えていました。プリントが入ったTシャツを着ると、子どもっぽく見えてしまうように思えたからです。
そのため、キャラクターが大きくプリントされたTシャツをおしゃれに着こなしていた姿には衝撃を受けました。
所有しているTシャツの中で、特にお気に入りなのがこちらのゴジラTシャツ。
大手セレクトショップBEAMSと「ゴジラ」のコラボレーションTシャツ。 このー着を見つけるまでかなり時間がかかりました
キャラクターが入りつつもコーディネートに落とし込みやすいデザインで、かつ上質な素材感も兼ね備えた完璧なものを求めていました。
出合っても「これはゴジラの印象が強過ぎる・・・」「このゴジラのイラストはいいけどTシャツの素材感が・・・」などなど、なかなか見つけることができませんでした。
そして長い間こだわって探し続けた結果、このTシャツにたどり着きました。
人気で一時完売していましたが、再販売されているのを見つけました。
求めていた要素を満たすTシャツをようやく見つけ、それを着たときの達成感や、
「これを超えるTシャツはもうないのではないか」と感動したことは今でも忘れることができません。
着用写真。インパクトがあります
その時から、Tシャツをこだわって選ぶようになりました。
今までは「なんとなく」で選んでいましたが、求めるものや譲れない点を決めて、時間をかけてでも理想の一枚を見つけるということが、Tシャツを選ぶ楽しさであると気付きました。
今持っているTシャツは30着ほどあり、その日の気分に合わせて選んでいます。
その中には今は全く着ていないTシャツもありますが、断捨離が苦手で、思い出が詰まったTシャツはなかなか手放すことができません・・・。
また、同じTシャツをサイズ違いで2着購入し、一着はインナー用、もう一着は一枚で着る用、というような使い方もしています。
所有しているTシャツの一部。最近はロゴやメッセージがプリントされたTシャツを選ぶことが多いです
よく着用するTシャツは畳まずにクローゼット内に掛けます。しわがつきにくくするためです
白地に目を引く赤でタイポグラフィーが施されたTシャツ。フォントに遊び心があり、着ていて楽しくなる一枚
地元の商店街にある雑貨屋で購入したTシャツ。店長の方のセレクトセンスが光る一枚で、どこかヴィンテージ感のある雰囲気が気に入っています
以前の私は、キャラクターや文字がプリントされたカジュアルなTシャツを着ることをためらっていました。
着こなしが難しく、部屋着のように見えてしまうことがあるからです。
しかし、そのようなTシャツもおしゃれに着こなすことができるのではないかと考えました。
ただ、自分にはアパレルの知識が備わっておらず、基本的なことさえ分からなかったので、まずは自分が好きなバンドメンバーの日頃のファッションを参考にしたり、アパレルショップのオンラインサイトでTシャツの説明を読み込んだりして、着こなしのコツを研究していきました。
最近ではお店の方がサイト上でコーディネートを投稿し、商品の説明をしているため、大変勉強になります。
調べていくうちに、Tシャツのサイジングや、使われている素材などが、コーディネートの印象を変えることが分かってきました。
例えば、大きめのサイズだとカジュアル、とろみのある素材だとドレス感がある、というような感じです。
他にも、少し着こなし方に変化をつけるだけで全体の見え方が変わるなど、調べれば調べるほど、Tシャツの奥深さを知りました。
私が考えるTシャツの4大要素
そして、4つの要素がTシャツを着こなす上では欠かせないものであると、私は考えました。
それは、
①素材②着こなし③サイズ感④デザイン
です。
①素材
まずはTシャツの素材に注目していただきたいです。
今まで何げなく着ていたTシャツも、素材に目を向けると新たな発見があります。
例えば、コットンや、ポリエステル、今では接触冷感の特徴を持つ混合素材もあります。
同じ色でも素材が違うだけでTシャツの表情はまるで変わります。
また、例えばコットン一つ取ってみても、編み方が違うと別の素材に見えることもあります。
ブランドごとに、力を入れているポイントがあります。使う糸や編み方、身幅や身丈、さらには襟元のタグなどにも、細かいこだわりが反映されています。
※オンスと記載されているTシャツを見かけたことがある人もいるでしょう。オンスの数値が高いほど厚みが増すので、厚みで迷ったらオンスに注目してみてください。
左が光沢感の強いさらりとしたコットン、右が少しごわつきのあるコットン。写真では伝わりづらいですが、感触や着た時の見え方に大きな違いがあります
②着こなしの幅広さ
Tシャツの着こなし方次第では、素材同様、Tシャツの印象ががらりと変わってきます。
そのまま着る他にも、タックイン(裾をボトムスに入れること)なども流行しています。
そのまま着た写真
タックインをして着た写真。Tシャツの占める面積が減り、カジュアル感が弱まりました
キャラクターや鮮やかな絵などのプリントが大きく施されたカジュアルなTシャツを着る時は、タックインをすることで強いカジュアルさを弱めるというテクニックもあります。
さらには、長袖シャツやパーカーの上にオーバーサイズのTシャツを着る、という着こなしもあります。
Tシャツの着こなしの幅広さはトップスの中でも随一であるといえます。
③サイズ感
Tシャツにはサイズ感も欠かせない要素になります。最近は大きめのサイズ感が流行で、ビッグシルエットと名の付いたTシャツも多く売られています。
プリントの入ったTシャツを買うときは、私のいつものサイズより1〜2つ上のサイズを選ぶようにしています。
大きく着ることで、プリントの持つカジュアルさをさらに生かすためです。
前述したタックインの時にも大きめのサイズ感の方が今っぽく着こなすことができます。
しかし、シャツやカーディガンなどを上に着るときは、中のTシャツが大き過ぎると袖がきつくなったり、着丈のバランスが悪くなったりする可能性もありますので、用途によってサイズを選んでみてください。
一般的な大きさのTシャツとビッグサイズのTシャツの袖口の比較。袖の長さ、袖口の幅などに大きな違いが見られます
④デザイン
Tシャツを選ぶ時、一番迷うのは
「シンプルなものか、それとも一枚でも映えるプリントTシャツか」
ということでしょう。
このように迷っている時が一番楽しい時間でもあります。
まず、何か上にシャツなどアウターを羽織ることが多い人はシンプルなものを選んでみてもよいでしょう。インナーにも使えますし、暑くなったら上を脱いでTシャツ一枚で過ごすことができます。
また、リングやブレスレットなどアクセサリーを着ける人や、ダッドスニーカーのような主張の強いスニーカーを履く人も、シンプルなTシャツを着ると身に着けている物がいいアクセントになります。
プリントTシャツは、特にアクセサリーは身に着けず、ボトムスもシンプルな人におすすめです。
プリントTシャツの持つカジュアルさを抑えることができ、逆にプリントを際立たせることもできます。
シンプルな無地のTシャツか
個性的なプリントTシャツか
以上の4点が、Tシャツを着こなす上で欠かせない要素であると思います。
ここまで、大学生である私なりの「Tシャツの魅力」を語らせていただきました。
「これ、他の人にはどう見られるかな」という考えは一旦置いて、自分の感性のまま選んでみてください。
最近はユニセックスで着ることができるTシャツも増え、自分でデザインできるTシャツもあります。定番ながらも流行に敏感なTシャツはますますその存在感を増しています。
ベーシックなTシャツを着るもよし、流行に沿ったガツンと大きなビッグTシャツを着るもよし、自分の好きなキャラクターのプリントが入ったTシャツを着るもよし。
また、Tシャツに出会う場所は、何もアパレルショップだけに限った話ではありません。
私が買ったTシャツは、雑貨屋で一目ぼれしたものもあれば、ドーナツ屋で買ったもの、DVDの特典として付いてきたものまであります。
ライブ会場、デザイナーの個展、カフェ…。
Tシャツに出会うことができる場所は、挙げたらキリがありません。
Tシャツは、それほど私たちの生活に身近なものなのです。
Tシャツは、一見簡単に着ることができるようですが、自分なりのこだわりを突き詰めれば突き詰めるほど迷ってしまうものだと思います。
「これ以外ありえない」というお気に入りの一着を見つけることができた時、Tシャツの奥深さに気付くはずです。
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