第15景 婚活の足を引っ張る過去のキズ

司会を務めたある婚活イベントでのこと。会場の片隅に見学している一人の女性がいました。悲しそうな顔でうつむいてる彼女に声を掛けると、「婚活で出会った男性に、交際するようになってから年齢を伝えたら別れを切り出されてしまった。私が5歳上という年齢差を受け止めきれなかった彼が恨めしくて。もう婚活はしないと決めたんですけど、やはりパートナーが欲しくて…」と打ち明けてくれました。

こんなケースで、年齢を言わないのがいけないのか、聞かないのがいけないのか―。これは婚活イベントでよくある質問。私はこうアドバイスします。「年齢は最初に言う方がいいし、何なら名札に書いて自己紹介の時に見せるのが手っ取り早い。それ見ておじけづく男は相手にしなきゃいい。みんながみんな年齢で選ぶわけじゃないから大丈夫」。最近、テレビで芸能人が「男は山手線と一緒」と話していたことを付け加えます。意味は“ちょっと待ったら次がすぐ来る”ってこと。結婚の駆け込み乗車は、慌てた分アウトなことも多いので、焦らず、次の電車を待つことも大事です。手っ取り早く「幸せ行きの特急列車」に乗ろうとするのには危険も。努力なしの棚ぼた的出会いに期待し過ぎると、周りが見えなくなり、せっかくのチャンスを逃してしまうことも。各駅停車は面倒に思えても、誠意をもって相手と向き合うことで意外な掘り出し物に出会えたりするのです。

駆け込み注意! 近道は遠回り 婚活は焦ればつまずく


PROFILE
荒木直美

あらき・なおみ 婚活コーディネーターとして、約1200組のカップルを誕生させた実績を持つ。婚活の心構えやカップルになるための必勝法をレクチャーする、オリジナルの婚「喝」語録が話題に。テレビやラジオでも活躍する主婦タレント。