「漫画雑誌『りぼん』のおまけBOX」

昭和40年代の小学生女子のお気に入りは、付録付き漫画雑誌。
中でも、「りぼん」と「なかよし」は二大勢力で、私は「りぼん派」でした。
一条ゆかりさんの描く大人の世界「デザイナー」にドキドキし、陸奥A子さんの学園ラブコメに胸キュン♪
そして、山本優子ワールド全開の「美樹とアップルパイ」で捧腹絶倒!
少女の夢が詰まった漫画雑誌に毎月、書店に並ぶのが待ち遠しかったなあ~。

そして、もうひとつのお楽しみは、何といっても付録。
人気漫画家さんのイラストが入った便箋や封筒、ちょっとした工作品など、今思えば限定品のお宝品。
でも、「お宝」と言えば金銀財宝しか知らなかった当時は、そんなこと考える事もなく、ただただ、お気に入りを使う喜びを感じながら、惜しげもなくどんどん使っていました。
しかし、いかんせん、まだまだ付録品の規制も厳しく、今のように安くて丈夫なモノも少なかった時代。
工作モノの付録はすぐに使えなくなり、次の号が出る頃にはサヨウナラ…ということも多かったものです。

そんな時代のそんな事情の中、何十年も、我が家の本箱の隅っこにあり続けている付録があります。
それは、赤座ひではるさんのイラスト「ちりりん ふたりのり」(確かそうだったかと…もう何十年も前で記憶が曖昧(-_-;))が入った紙製のふた付の箱で、ちょうど文庫本が入る大きさです。
何度も捨てられそうになる危機と、熊本地震の揺れも乗り越えて、今でも、当時の付録についていたミニ漫画本をギッシリ詰め込んだまま、ひっそりと本箱の片隅で、当時の空気を醸し出しているのです。


テキスト/マダムコブタ

高度経済成長期に生まれ、浮かれまくったバブル期を経験。趣味は昭和レトロ的な物を集めたり、眺めたりすること。アラフィフで心理学に目覚め、現在、大学院に在学中。