80年代。
たくさんのバンドが数々のヒット曲を連発した時代でもありました。
僕の大好きなヒューイルイス&ザ・ニュースをはじめ、デュラン・デュラン、カルチャークラブ、U2、ザ・スミスetc

そんな中でも僕にはかなりのインパクトで魂を鷲摑みにした毛色違うメンアットワーク。デビューは79年ですが、最初のヒット曲は「Who can it beat now?」(’81)。
邦題は「ノックは夜中に」。
この曲は、全米ヒットチャート1位を記録し、85年の解散までにヒット曲を連発しました。「このバンドのどこがそんなにいいのか?」と訊かれても、明確に答えることができません。
ボーカルのコリン・ヘイのオーストラリアのアウトバックを連想させる乾いた声なのか、それともポップなメロディーでありながらのヘンな歌詞なのか、それとも愛着がわくオージー訛の歌い方なのか。
今もラジオから流れてくると、仕事の手を休め聴き入ってしまうそんな魅力的な存在です。

結局バンドは85年に解散しますが、コリン・ヘイは今もソロ活動を続けています。
87年発表の彼のソロワーク第一弾アルバム「Looking for Jack」は、オージーロックを存分に堪能できる、そんな一枚になっていて先日、海外のサイトで見つけて購入してしまいました。

80年代はラジオなどからかかる曲を録音して楽しむエアチェックをよくやっていました。
FM雑誌を購入し洋楽が流れる番組を事前チェックし、60分カセットテープに録音しまくったものです。
どんな内容の歌詞なのか見当もつかず(今でこそ歌詞はネットで簡単に調べることができる時代ですが)、聴こえたまま口ずさんでいました。
前述の「Who can it beat now?」も冒頭からサックスが響き渡る、一度耳にしたら離れないそんな存在の曲。
当時、中学生だった僕にはサビの部分がどうしても「フケにビーナウ」としか聴こえず、とっくに解散していたこのバンドにもう一度ライトを当てたいとの思いから、この曲を使ったシャンプーのテレビCMを作ったらどうだろうと冗談半分で絵コンテまで考えたこともありました(笑)。
売れませんかねぇ?『ビーナウ』ってシャンプー。


テキスト/クーガー

昨年から80年代の洋楽魂が再沸し、シングル盤を中心にコレクションし始める。 最近は国内マーケットでは飽き足らず、海外にネット注文にまで手を染め始めたポンコツなアラフィフ。