<花*花ライブレポート>

“あ~よかったな、あなたがいてー♪”のフレーズが記憶に残る“花*花”さん(http://blanton-music.com/hanahana/)のライブが、「ワンドロップダイニングスタジオ」(https://one-drop.org/)で行われました。
「あ~よかった」は1999年の楽曲で、アラフィフであるわたしの青春はすでに“閉店ガラガラ”状態。
そして、「あ~よかった」と「さよなら大好きな人」の二大、花*花メジャー曲しか知らずに、ライブ会場に乗り込むのも、ちょっと勇気がいりました。

そもそも今年は、ライブ元年にしたいという思いがありました。
子どもが巣立ち、夫婦二人っきりの生活に。
これは「やばい!」と思い、二人っきりになる直前に慌ててネコを飼うなど、我が家に会話を生む努力をしてみたり(笑)。
2人で夜遊びなんてここ20年ばかり皆無だったが、「これからはいつでも気兼ねなくできるのだ」。

そんなタイミングでライブに誘っていただいたのだから、何かのご縁。
「本当にごめんなさい」なのですが、よく知らないままに行ってしまった花*花ライブ。
いい意味で期待値を超える、よかライブでした。
“かわいい女の子”の印象だったお二人は、実は“ファンキーなシンガー”だったことをあらためて知りました。
特にメインボーカルの、こじまいづみさんは、驚くべき歌唱力でした。
吉田美和に象徴されるように、優れたシンガーは口が大きい(笑)。
あの“ケロヨン口”から生み出される声質、音の揺らぎ、そして体全体からあふれるような表現力は、“体が楽器!まさにストラディバリウス!”と叫びたくなるほど。“うまい”という言葉では片付けられない“歌の力”があり、涙腺に刺さりました。

そして、さらに驚いたのが、楽曲、歌詞の進化。
ニューアルバム「フォープレイ」に収録されている「まだ愛してる」という歌は、2大ヒット曲の上をいく感動がありました。
阪神淡路大震災をテーマにしたお芝居「午前5時47分の時計台」に向けて書かれた曲とのこと。
高校時代に阪神淡路大震災を経験した花*花さんならではの言葉のつむぎは、熊本で暮らす私たちの心にぐっと染みました。

時間が無限に与えられていると感じていた若い頃は、“ライブ”は、ただただ楽しいばかりのものでした。
年を重ねたからこそ、“生”ってこんなに力があるとあらためて思う。
熊本のあちこちのライブハウスで、週末ごとにこんな感動が生まれているとしたら。これから夫婦二人で足を運ぶのも悪くないなぁ。


テキスト/ぴケ

50代主婦。今年を「第2期フリーダム元年」とし、イベント、ライブなどちょこちょこ顔出し中。