「その8:七條」

神保町界隈は古書店街で有名なせいか、出版社も多いです。
ピックアップしてみると(五十音順)、あかね書房、秋田書店、イースト・プレス、岩波書店、三一書房、集英社、小学館、祥伝社、晶文社、シンコー・ミュージック、青土社、竹書房、ナツメ社、平凡社、ミュージック・マガジン、山と渓谷社…、数えきれないぐらいあります。
その中でもランドマーク的に一番大きいのは小学館でしょうか。
地下鉄の駅からも直結で、神保町との深い関りを感じます。
老朽化に伴って2013年に本社ビルを解体した際は、藤子不二雄(A)、浦沢直樹、高橋留美子など名だたる漫画家たちが、壁に落書きを残したことが話題になりました。
一般公開の日は行けませんでしたが、朝晩の行き帰りに外から覗き込んで、「あ、増えてる、増えてる」と楽しんだものです。
そしてその後は新しい社屋が少しずつできあがっていくのを日々眺めていました。

この旧社屋時代の地下食堂街をよく利用しました。
ちゃんぽんや皿うどんがおいしかった「居酒屋 九州」は移転せずに閉店となったようで、残念です。
同じ並びでダントツに行列がすごかったのが洋食屋の「七條」。
冷凍のエビフライをいかにおいしく揚げるかということでよくテレビに出ていました。
カレーも有名で、よくムックやガイドブックに取り上げられていました。

小学館の建て替えに伴い、「七條」も神田の方に移転
ギリギリ、ギリギリ、神保町からの徒歩圏内かな…。
久しぶりに行ってみました。
移転前は平日の利用だったのでサラリーマンばかりでしたが、今回は土曜。
夫婦や女性のグループが多かったです。
11時半開店で10分前に到着したところ既に3組ほど待ち。
12時までにはいっぱいになりました。
あの頃は地下の狭くて暗い店内をテーブルにぶつかりそうになりながら歩いたものですが、今は一階、ゆったりとして明るい店舗になっていました。
内装はガラッと変わったものの、テーブルの上に乗っているソースが「ユニオンソース」のままだったのは、「そうそう、七條と言えば!」とうれしくなりました。

今も昔もランチでは一番人気のミックスフライ定食、1,340円を頼みました。
エビフライ2本は変わらず、昔はホタテフライとカニクリームコロッケだったのが、今はアジフライと普通のクリームコロッケ。
アジフライは牡蠣フライに変更可能となっていました。

厨房からはジュワジュワーッと揚げ物の音が聞こえてきます。
気持ちのいいものですね。
さほど待たずにミックスフライの皿が運ばれてきました。
千切りキャベツを支えにしてそそり立つエビフライとアジフライ!
これこれ、これだよなぁ
芯のない、当たり障りのないエビフライでは、こうはいきません。
ただ固いのではなく、エビの身がみっしりギュギューッと詰まっているからこそできること。
頬張るとエビの旨味がいっぱいに広がりました。
しかもそれが2本!
アジフライもふんわり揚がっていて、クリームコロッケもスーッととろけていきました。

今度は夜に、妻とデートで来ようと思います。

混具合:★★★★☆
知名度:★★★★☆
大盛り:★☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

店舗情報

七條

住所
東京都千代田区内神田1-15-7
営業時間
11:30~14:00(月~土) 18:00~20:30(月~金)
休業日
日曜、祝日

テキスト/おかむー

青森生まれのアラフォー男子。ひょんな縁から熊本生まれの妻と結婚し、いまや体の半分は熊本人。幼少時から読書と音楽が命の源で、家には膨大な量の本とCDを所有。妻の断捨離攻撃に震えながら暮らしています。