「その15: 卯佐」

BS-TBSのテレビ番組「酒場放浪記」が好きで、家にいるときは欠かさず見ている。
放浪詩人の吉田類さんが東京23区ないしはその周辺の、その町に根付いた居酒屋を訪問して自慢の肴を食べ、酒を飲む。
ただそれだけの15分なんだけど、店の数だけ構えや設えがあって、面白い。
吉田さんは、ときどきふらっと東京を離れて旅することがあって、熊本だと「酔心」、「あめや」を訪れていました。
神保町だと、今のところ「兵六」「酔いの助」「卯佐」の3軒。
どちらも飲んべえの間では有名な店です。

このうち「卯佐」が先日、再放送されていて懐かしくなり、久しぶりに訪れてみました。
遠方から出張で神保町に来た方と「ちょっと昼行きませんか?」というときには必ずここへ。
皆、喜んでくれたもんです。
夜もいいですね。
この季節だと寒ブリの刺身や牡蠣の天ぷら。
L字型のカウンターで10人だけの小さな店ですが、店主との距離が近くて、なんだか安心できるんですよね。

番組でも紹介されていましたが、小さなビルの多い神保町にあっては珍しく一軒家がそのまま小料理屋となっています。
路地裏にあって、向かいには町の洋食屋として生姜焼きが人気の「キッチングラン」や、先日惜しまれながらも閉店した半チャンラーメン発祥の店「さぶちゃん」。
美味しい店の立ち並ぶ一角です。
軒先には、いつも青い三段の干しかごが吊り下げられ、その上には「エビスビールあります。」と。昼からも飲めます。
ランチメニューは3つ。
「天ぷら御膳」1000円、「お刺身御膳」1100円、「鯛茶漬け御膳」1200円。

小さな店かつ、人気店なので昼時はずっと席が埋まっています。
覗き込んでいっぱいだと諦めて去っていくサラリーマンばかり。
でも行列というほどでもないので、少し待ってみるといいでしょう。
「鯛茶漬け」1200円というのは熊本や、僕の故郷青森だと目の飛び出るような高額ランチですが、東京でこの味わいだとむしろ安い方。
出張で来た方を昼に連れて行くと決まって、「次はぜひ夜行ってみましょう!」となるんですよね。

混具合:★★★★☆
知名度:★★☆☆☆
大盛り:★☆☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆

店舗情報

卯佐

住所
東京都千代田区神田神保町2-16-2
営業時間
12:00~14:00、18:00~23:00
休業日
土日祝