「その17:川国志」

「行きつけの店」というのが誰しもあるもので、神保町だと僕はここ。
四川料理の「川国志
本店は2駅離れたところにある春日駅の、麻婆豆腐で有名な店。
神保町店がオフィスの近くにできたのでオープン直後に訪れてみたところ、確かにこれはうまい! 週2・3回のペースで昼に通っていたら、店長の陳さんにすぐ覚えられました。
店に入ると人懐っこく、「オカムーさん、オカムーさん、今日はさむいね!」などと声をかけてくれます。
この陳さんが働き者で、駅の出口で自らチラシを配ったり、通りで呼び込みをしたり。
それにものすごい記憶力でお客さんのことを覚えています。
あるとき妻と訪れたのですが、妻が持っていた本に興味を示し、今も訪れると「奥さんは元気?」と本のタイトルを挙げます。
オープン当初は生ビールが274円(「ふなっしー」と呼ぶ)と安かったので夜もかなり利用させてもらいました。
「オカムーさんが来てくれるとうれしいね!」と、今も時々この価格にしてくれるのがありがたいです。

そういった「行きつけだから」というのをぬきにしても、ここの麻婆豆腐はとてもおいしいですね。
濃厚なコクのある味付けなのに、しつこくない。
ご飯の上に乗せて食べるとよく合います。
いくらでもおかわりしたくなります。
味噌、油、山椒、唐辛子、それぞれのバランスがよいのでしょう。
麻婆豆腐の名店は味噌にこだわりがあるように思います。
土の恵みを感じさせたり、絹のようななめらかさをもたらしたり。
ここはどちらかというと油の方でしょうか。
さらっとしていて、キレがあります。
辛さは三段階、小辛、中辛、大辛を選ぶことができて、さすが四川料理を謳っているだけあって、小辛が普通の店の中辛、中辛が普通の店の大辛ぐらい。
大辛はかなりの激辛です。
平然として食べられる人はなかなかいないでしょうね。
辛いのが得意な人はチャレンジしてみては。

夜のメニューも充実していて、僕は「蒸し鶏」や「揚げ茄子の塩コショウ」「ピーマンとジャガイモ千切りのさっぱり炒め」なんかをよく頼みます。
あっさりしたものも結構いけるんです。
回鍋肉(ホイコーロー)は日本風と四川風を選べます。
四川名物の「牛肉の水煮」ももちろんあります。

「川国志」という一風変わった名前は「四川」と「三国志」から。
壁には劉備、諸葛孔明、関羽らの顔を描いた額も掛けられています。
裏通りにあって見つけにくい場所にありますが、すずらん通りに小柄で眼鏡をかけた陳さんが立っていることが多いので、それですぐわかるでしょう。

混具合:★★☆☆☆
知名度:★★☆☆☆
大盛り:★★☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆

店舗情報

川国志

住所
東京都千代田区神田神保町1-13-8 第5ノムラビル B1F
営業時間
11:00~15:00 / 17:00~23:30(L.O.23:00)
休業日
日曜、祝日

テキスト/おかむー

青森生まれのアラフォー男子。ひょんな縁から熊本生まれの妻と結婚し、いまや体の半分は熊本人。幼少時から読書と音楽が命の源で、家には膨大な量の本とCDを所有。妻の断捨離攻撃に震えながら暮らしています。