「熊本城アカリトライブ 2017」

ちょっと前の話ですが、昨年11月3日文化の日、熊本地震復興支援「熊本城アカリトライブ2017」に行って来ました!!

会場は復活に向けて工事中の熊本城が目の前に見える、熊本城二の丸広場です。
熊本でのアカリトライブは2015 年から毎年開催され、今年で3回目。

今回のライブは実はもともと8月6日だったのですが、台風5号接近のため中止となりガッカリしていたところ。
まさかの再開催で台風からの復活でした!!

二の丸広場に到着すると、“BERRY GOODMAN”と書かれた黄色いタオルを持っている高校生くらいの若者が多いのにビックリしつつ、何だかワクワクしながらビールを買いに行きました。

そして熊本城の瓦礫化した姿に心を痛める半面、ゆったりとした気持ちで芝生に座りながら二の丸広場の秋めいた景色と、雲の合間に見える青空をのんびりと眺められることに感謝しました。

オープニングアクトは熊本県阿蘇郡南阿蘇村出身の熊本弁シンガーソングライター“タイチジャングル”で坂本九のカバー「上を向いて歩こう」からスタートです。

~上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 思い出す春の日 一人ぽっちの夜~♪
いつ聞いても名曲です。

お次は、「SHiCOTTLE(シコットル)」。熊本弁ロックでグイグイみんなを引き込んでいきます。
ちなみにシコットルとは熊本弁で“カッコつけている”という意味だそうです。

熊本県菊池市の非公認キャラクター、標準語=熊本弁の“きくちくん”も登場し、タイチさんとの掛け合いがめちゃくちゃ面白かった!!

個人的にものすごく気になった“きくちくん”。
頭はメロン、ボディは菊池渓谷、眉毛は温泉、目は菊池一族の家紋、鼻は菊池米、口は桜の花びら、腕はゴボウ、足は酪農、尻尾は蛍という、ALL菊池の“きくち”くんです。
ゆるキャラグランプリがあれば間違いなく、“きくちくん”に一票(笑)。

そして最後は、ロアッソ熊本応援団を支える「アルデラス応援団楽隊」も登場し、みんなで「ボラーレ」を大合唱!!

場の空気が盛り上がったところで、アカリトライブの中心となる“GAKU-MC”とバックバンドの“リズムソムリエズ”の登場です!

…リズムに乗り、みんな手拍子…しかし何か違う気が…「マイクチェック、ワンツーワンツー…」

何だか、本当にサウンドチェックしているのかなぁなんて、惑わされる演出にドギマギしながらも気持ちはライブモードにどんどん加速。
みんなを楽しく巻き込んでいくGAKUさんトーク、際立ってます!

そして「昨日のNo,明日のYes」。
~明日のYes~♪~“Yes!!”で、お決まりの左手をガッツポーズ。
気分は“よっしゃぁ~!!”と前向きになれます。

黄色い声援の中、登場したのが「Rover」「MOCA」「HiDEX」からなる大阪出身の3人組ボーカルユニット“ベリーグッドマン”の登場です。

1曲目は「Good Time」。
初めて聞いた彼らの聞き心地の良い美しいハーモニーとラップに、ハートズキュンっ!!
そしてみんなの気持ちのベクトルも一つになり、盛り上がります。

肩にかけているBERRY GOODMANの黄色いタオルたちが左右に揺れ、少し冷たい風が彼らの優しく温かみのある歌声をあたりに響かせた「君に恋をしています」。
何だかよく分からないけど、これまた一瞬恋をしてしまいました(笑)。
美しいハーモニーと、めちゃくちゃ面白くて元気なトークの“ベリーグッドマン”。
彼らの目標・大阪城ホールに立つ日も近づいていると思います!!

本日の紅一点“Salyu”の登場で「風に乗る船」からです。

久々に生で、~涙の後には虹が出る~…と伸びやかに歌っているのを聴いて「本当にそうだ…」と胸が熱くなりました。
やわらかさと強さ、そして弱さも兼ね備えた“Salyu”の世界は、「VALON-1」「THE RAIN」と最高すぎるセットリストが続き、どっぷりとはまってしまいました。
ライブ終了後も何度も何度も聴き入っています。

そして最後は「to U」。
この曲が出された2006年からずっと気になっていた歌詩が

瓦礫の街のきれいな花 健気に咲くその一輪を 
「枯らす事なく育てていける」と誰が言い切れる?

私はこれを聴くたびに、瓦礫の街…こんな日はくるのだろうか…でも枯らす事なく育てていけるなんて言い切れる事は無い…と思っていました。

そしたら2011年東日本大震災、2016年熊本地震が起こり、その他自然の猛威がみんなの安らげる場所をどんどん奪っていく事が近年多く、なかなか防げない自然災害を痛感する日々です。

そんな中、今年の春に道端に咲いている色とりどりの花を見つけ、心が豊かになっている半面、
被災中だったせいか花が咲いてる事にも全く気がつかなかったに、びっくりしました。
これも後にGAKUさんが「ナクスコトデシカ」で歌われたように、なくすこと、失うことで大切なものに気づく事なのだと、改めて感じました。

西の空がオレンジ色に染まり出す頃、アカリトライブ創立者でもある“GAKU-MC”とバックバンドの“リズムソムリエズ”が再登場です。

昨日まで元気だったお父さんが急に亡くなってしまった…というインパクトの強い冒頭からスタートしたスローテンポな曲「ナクスコトデシカ」。
本当にいろんな事に気づかされる曲で、なくしてしまってから、失ってしまってから気づくのではなく、普段からもそうなる前に気づき、色んな事に感謝しなくてはいけないな…と思わせる曲でもありました。

偶然かもしれないですが、オープニングアクトの“タイチジャングル”が、故郷の母親から届いた手紙やメールの文章を歌詞にした曲「待っとるけん」。
そして“ベリーグッドマン”がそれぞれの母への思いを歌った「おかん~yet~」。
1回のライブで、胸に抱えた親への想いの曲をこんなに聴いたのは初めて。
両親を深く想いながら、じっくりと目をつぶりながら聴き入りました。

しんみりした後は、明るくポップな「ついてない1日の終わりに」です。
曲に入る前、GAKUさん指導の下、私たちは左右2班に分かれておもしろ楽しく練習です。
右側=“ララララララ ラララララララ~♪”で右手を挙げリズムを取り
左側=“ヘイ!!”で左手を敬礼!
体を動かし大きい声を出したら元気が出ます!!

そして「トラベラーズソング」では、先ほどの~ラララ~♪の基本のコーラスからちょっとレベルアップして、GAKUさんの歌声の合間にみんなでコーラスを入れます。
“そこで深く呼吸~♪”“未だ旅の途中~♪”“歌え君にfor you~♪”
最初はぎこちなかったものの、何度も歌っていたらみんなも慣れてきて最後は大合唱!!
ライブの一体感いいですね!!

最後の曲は軽快なリズムの「LIFE IS A JOURNEY」。
それを演奏している今夜のメンバーはGAKU-MC(ラップ/Vo./Gt.)と、リズムソムリエズのゴー(Gt.)、モーリー(Dr.)、カッシー(Ba.)、ナワッチ(Key.)。

Happyな時間が過ぎるのはあっという間です。
スタートしていた時には灯っていなかった“ちかけん”制作の舞台装置「竹あかり」が、いつの間にか幻想的に会場を彩り、心が吸い込まれそうです。
キャンドルの灯と音楽を通して、“人と人とのつながり”をこれからの未来に紡いでいくための活動をするアカリトライブにぴったりな演出。

そんな中、アンコールは「希望のアカリ」。
Salyuも再登場で大合唱!!
みんな笑顔です。音楽の力ってすごい!!!

ライブ終了後、“ちかけん”の「竹あかり」を見るためにステージに近づくと、この前のGAKUさんの熊本ライブでお隣に座っていた女性たちに偶然再会。
またどこかで会うかもね!!なんてライブ終了後に話していたからお互いビックリ!!
まさにアカリトライブが“人と人とのつながり”を未来に紡いでくれました。

まさかの台風からの復活ライブに感謝です。
どうもありがとう。
また熊本に来てくださいね。

テキスト/橋本友香

2015年から関西→熊本。美味しい食・旅・温泉が人生のモチベーションです♪