「寺岡呼人 バースデーライブ 50 歳/50 祭」

お花見シーズンも終わり、外はまるで初夏を思わせる陽気です。

さて、今年の2月12日、大阪城ホールで開催された「寺岡呼人 バースデーライブ 50 歳/50 祭」に参戦しました。
タイトル通り、呼人さんの祝・生誕50周年ライブです。
そんな呼人さんのために、桜井和寿(Mr.Children)、K、そして、さだまさしが集まりました!!

「寺岡呼人」さん、もしかするとご存じない方も多いかもしれません。
彼はJUN SKY WALKER(S)のベーシストで、フォークデュオ「ゆず」や「植村花菜-トイレの神様」、最近では「はなわ-お義父さん」などのプロデューサーとして活躍されています。

呼人さんは、2001年から現在まで20回開催されている、さまざまな世代のミュージシャンが同じステージに立って競演するイベント「Golden Circle」の主催者でもあります。
そのせいか、今夜の一曲目に流れてきたどことなく切ないメロディーは、「Golden Circle feat. 寺岡呼人・松任谷由実・ゆず」名義で発売された“ミュージック”。華やかな誕生会の幕開けです。

めちゃくちゃ久しぶりに聴いたユーミンのメロディーは、呼人さん、桜井さん、Kの3人で演奏されました。
このトリオ、「Golden Circle」ではおなじみです。

そして聞こえてきました…遥かなる大地が目に浮かぶメロディー、“アーア アアアア アーアー ~♪
“北の国から”を歌いながらさだまさしさんの登場です。
いつの間にやら場内も “ンーン ンンンン ンーンー ~♪ ”・・すっかりさださんに巻き込まれてしまいました。

小学校の時の担任の先生がさださんの大ファンで、「皆さんもぜひいつかコンサートに行ってみてください!!」と何度も口にされていたので、とっても楽しみにしていました。
野瀬先生、さださんの笑いアリ涙アリの詩とトークにほっくりしましたよ!!!
そして今夜の客層は、いつもの僕のライブよりも若くてうれしい!と述べられてました(笑)。

なんとなく期待していましたが、スペシャルゲストの登場です。

ちょうどこの日大阪で仕事をされていた、呼人さんにとって友達であり弟のようであり同士でもある「ゆず」の岩沢厚治さんがお祝いに駆け付けてくれました。
岩沢さんっておとなしいイメージがありましたが、お酒が入ると饒舌になるというのが分かり面白いエピソードが聞けました。
そんな岩沢さんが呼人さんの曲で一番好きだという“日々平安”を二人で演奏されました。

「音楽的にも人間的にも、こんなに素晴らしいミュージシャンはいないと思います」という呼人さんの紹介からステージにはKが登場。
ちょうどライブ前日、熊本空港へ向かう車中で聴いていたFMラジオのゲストがKで、その時に流れた曲が“春の雪”で、なんて尾崎のI LOVE YOUなんだろうと思っていたら、やはりプロデューサーである呼人さんが、「Kくんにとっての尾崎豊さんの『I love you』ってなんだろうと思って作った」と述べられ、めちゃくちゃうなずいてしまい、Kの伸びやかで繊細、でも力強くもある歌声にうっとりと聴き入ってしまいました。

呼人さんと桜井さんが出会った1991年当時の映像や写真がモニターに流れ出しました。
お2人とも本当に若い!!
桜井さんはまだデビュー前のせいか髪形もスポーツ狩りで素人っぽいのですが、あのみんなを魅了する笑顔はその時から健在。そして呼人さんはすでに活躍されていたのでカッコいいスタンスです。

映像の最後に「You’ve got a friend」という言葉が流れ、「Everything (It’s you)」の演奏と共に革ジャンに着替えた呼人さんと桜井さんが登場し、Mr.Chiidrenとは一味違う、落ち着いた感ありのステージでした。

息の合った2人のMCでは「悪いことを教えてくれる先輩はいっぱいいたけど、一生音楽を続けていくには何をするべきなのか、将来のことを見据えて唯一アドバイスしてくれたのは呼人くん。本当に感謝してる」と桜井さんが述べ、本当にそうなんだろうなぁ…とうなずいてしまいました。
そして「僕たちがリスペクトしている、引退をされることになった方の曲を今夜は特別演奏したいと思います」と流れてきたのが、小室哲也さんが作曲した“My Revolution (渡辺美里)”。
懐かしさと心に響くメロディーに小室さんてやっぱりすごいとあらためて感じました。

場内の歓声が鳴りやまない中、呼人さんがみんなに着席するように促しながら話し出しました。
呼人さんはなんと初めて観たコンサートが小学校5年生の時のさだまさしさんで、それから40年目にして同じステージに立つ日が来るなんて最高の誕生日プレゼントだとしみじみ言われてました。

そんな中、デビューしてから通算4500回もライブをこなしているさだまさしさんの登場です。
「今日は寺岡くんが選んだ曲を歌うので、言う通りにする」と言いつつも「俺だってうるさい曲あるんだぜ? 悔しいから次のアルバム、ロックにする」と場内の爆笑をさらい、すっかりさださんワールド。
バックバンドはピアノ倉田信雄、ギター田代耕一郎で“雨やどり”からスタート。
情景が目に浮かぶ優しい歌声に、自然と笑顔と涙がホロリです。
温かな歌声は、“敗戦投手”“潮騒”、そして呼人さんがみんなに一番聴いてもらいたかった曲“親父の一番長い日”と続きました。

ステージには再び桜井さん、Kが登場し、呼人さんが大事な仲間との絆が永遠に続けばいいなと思って作った曲“フォーエバーヤング”がミラーボールが輝く中、しっとりと力強く演奏されました。

アンコールではMr.Childrenの“シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~ ”から、お決まりの“星になれたら”へ。
両曲ともにミスチル初期の名曲ですが、“星になれたら”は呼人さんと桜井さんの共作なのです。
そして最後は「さださんの大好きな曲を」と“いのちの理由”を全員で。
盛大な拍手が鳴り響く中、呼人さん1人ステージに残りました。

「この人がいなかったら今日ここに立つことはできませんでした」と、広島からやってきた母を紹介し「愛してます!」と声を上げ、目を潤ませながら、「最後にもう1曲だけ。本当に今日はありがとうございました」と最後に“仕舞支度”を演奏。
感極まりながら深くお辞儀をし、笑顔でステージを去りました。

人を呼ぶ男、寺岡呼人さん。
宣言されていた通り、「Golden Circle」以上に、よりプライベート感のある特別な夜をありがとうございました!!

テキスト/橋本友香

2015年から関西→熊本。美味しい食・旅・温泉が人生のモチベーションです♪