難病と闘いながら歌で問う 永遠の命、無尽の愛

年老いた親の心境を歌った「手紙~親愛なる子供たちへ~」で、2009年に日本レコード大賞優秀作品賞を受賞。命の尊さや生きることの意味を問い、多くの人の心をつかみました。この曲を作った頃から、「肉体的な死と意識は別物。たとえ死んでも命は永遠に続くんだという死生観を持つようになった」といいます。

2015年には、ホスピスの病室で結婚式を挙げた夫婦の実話を基にした曲「結婚写真」を、シンガー仲間の村上ゆきさんとのユニット「エンドレスライス」として制作。“あの世”に旅立った夫と“この世”にいる妻との無尽の愛がデュエットで奏でられる、究極の遠距離恋愛ソングは、聴く人の心を打ちます。

10年前からパーキンソン病と闘いながら音楽活動を続ける樋口さん。「その時の自分が興味あることでしか曲作りをしない」という姿勢は変わりません。「どんなにつらい、暗い、苦しい人生でも、それはその人に必要で、理由がある。それでも、“人生の最後はハッピー”っていうことを曲に乗せて伝えることが、今の僕には一番興味のあることかな」

TimeSchedule

6:30 起床
8:00 娘を小学校へ送る
9:30 仕事場着。曲作り(途中、食事)
20:00 レコードをかけて音楽に浸る
22:00 曲作り
25:00 帰宅、就寝

シンガー・ソングライター樋口 了一さん

1964年、熊本市生まれ。1993年メジャーデビュー。TOKIO、SMAPらに楽曲を提供。バラエティ―番組「水曜どうでしょう」のテーマソング「1/6の夢旅人2002」がヒット。昨年は熊本地震復興支援ソング「小さき花の歌」の作曲を手掛ける。

Information

7月19日にレストランバー「キーブ」(中央区花畑町)で定例ライブ開催。

http://www.higuchiryoichi.com