明治の産業遺産を移築・再生 自然が持つ素晴らしさを制作に生かしたい

明治時代の産業遺産として評価されながら解体が決まっていた旧紡績会社診療所の建物を2003年に購入、金峰山中腹の私有地に移築・復元しました。「花峰館」と名付け、現在、アトリエ兼フラワーデザイン教室として利用しています。

解体決定を知人から聞いたその足で初めて建物を見に行ったという高木さん。おしゃれな屋根の切妻飾りや洋風な外観と内観、左右対称の間取りや内装に一目ぼれし、「何とかしてこの建物を残したいと強く思いました」。幸い文化財の移築に詳しい知人の協力も得て移築が実現。07年、経済産業省から「近代化産業遺産」に認定されました。

フラワーアーティストとして40年以上のキャリアを持つ今なお、この建物で制作に意欲を燃やす高木さんは、元の自宅から生活拠点を移す準備も進めています。「自然に囲まれ、木やレンガ、瓦などの天然素材で造られた花峰館にいると、インスピレーションが湧いてくるんです。バラのトゲでハイヒールを作るという発想も、自然の力を感じたから。これからもこの場所で、素材の素晴らしさを追求した作品を作っていきたい」

Time Schedule

7:00 起床。朝食後、自宅を出発
10:00 「花峰館」に到着後、庭の手入れ
12:00 昼食後、レッスンまたは作品作り
16:00 池やレンガの小道などの庭造りを楽しむ
21:00 「花峰館」を出発
22:00 自宅に到着後、夕食。就寝

高木 礼子さん

熊本市生まれ。短大卒業後、自動車販売会社に営業職で就職。退職後、1973年に「マミフラワーデザインスクール熊本教室」開講。2003年、西区春日にあった旧鐘淵紡績工場診療所の建物を同区河内町の金峰山中腹に移築・復元。子どもは独立、愛犬と暮らす。

Information

11/17(金)~19(日)、「金峰お山の工房展」を開催。高木さんの作品展や個展は、http://reikotakaki.com/で確認できます