緑川に自生するアシを使い「葦ペン」制作 インクの持続性と書き味にこだわる

植物のアシを乾燥させ、茎を削って作る葦ペン。吉村さんは緑川沿いに自生するアシを材料に葦ペンを制作しています。

もともと、絵を描くことが趣味だった吉村さん。葦ペンで絵が描けることを知り、近所に自生するアシで試作してみました。「アシの節の形が、微妙にカーブしていて美しいんです。その後は、作ることが楽しくなり、試行錯誤を繰り返しました」。書き味にこだわった理想のペンを3年がかりで完成。インクが持続するよう、ペン先が三層構造になっているのが特長です。一度インクにつけただけで、ハガキ1枚分ほどの絵や文字が書けます。使った人からは、滑らかな書き味で温かみのある文字が書けると喜ばれています。「『書くのが楽しくなるペンですね』と言われると、やりがいを感じます。書くことが癒やしにつながる葦ペンを作っていきたい」

くまもと工芸会館で月に1度、葦ペンの実演と体験教室を担当。葦ペンの可能性を広げるため、「2年後に会社を退職したら、葦ペン画サークルを立ち上げる予定です」

Time Schedule

6:30 起床、朝食
7:40 出勤
18:30 帰宅、夕食
21:00 制作
24:00 就寝

吉村 好明さん
1954年、福岡県浮羽郡生まれ。高校卒業後は、衣料関連会社に就職。97年、会社勤めの傍ら葦ペンの制作を始める。2006年、県優良新商品審査会民工芸日用品部門で金賞受賞。くまもと工芸協会員。熊本市で妻と2人暮らし。

Information

葦ペンは1本800円。問い合わせは「ペン工房 葦村」 TEL:0964-28-2858