母娘4世代続く吟詠家 詩吟の楽しさを若い人たちに伝えたい

詩吟(しぎん)の「日本吟声流」宗主を祖母に、2代目となる宗家を母に持つ山中さん。言葉を覚えると同時に詩吟を口ずさみ、2歳で初舞台を踏みました。「母のおなかにいるときから吟詠を子守唄に育ち、私にとって吟詠は生活の一部。ご飯を食べるのと同じです」

昨年11月、日本武道館で行われた詩吟の大会で、指導者に与えられる最高位“少壮吟士”に、最年少で認定されました。「少壮吟士の資格は35歳から65歳になる年の3月までしか名乗れず、今年65歳になる母にとっては卒業の年だったんです。そのタイミングで、夢にまで見た武道館の舞台に母娘で立てたことが何よりうれしかった。母からバトンを受け取ったような気がしました」

小学生の娘2人も詩吟を習っており、母娘4代が現役の吟詠家というのは吟詠界でも唯一の存在だとか。「89歳の祖母が元気なのは吟詠のおかげかもしれません。おなかの底から声を出して吟じると、気分もスッキリ するんです」。教室には1歳から91歳までの生徒が通っています。「吟詠は世代を超えて楽しめるということを伝えていきたいですね」

Time Schedule

6:00 起床
6:30 朝食・家事
9:00 PTA活動
10:30 吟詠教室
12:00 昼食
14:00 吟詠教室
17:00 帰宅・夕食の支度
18:30 夕食
19:30 吟詠教室
22:00 帰宅・風呂
24:00 就寝

山中 梅鈴子さん

山中 梅鈴子さん
1979年、熊本市生まれ。本名・中根真理子さん。創立62年の「日本吟声流」3代目。20歳で宗範(そうはん)の称号を得て、県内をはじめ九州各地で詩吟を指導。昨年、指導者として全国的に高く実力を認められ、「少壮吟士」に認定される。夫と長女、次女の4人暮らし。

Information

2月26日(月)11時20分~放送、NHK・FMラジオ「邦楽のひととき」に出演