憧れだった気象予報士に転身 災害から命を守る防災知識を広げたい
ウエディングプランナーから気象予報士へ転身した早田さん。仕事を辞め、大学で4年間学び直し、25歳で資格を取得しました。「一生の仕事として改めて考えた時、気象予報士になる夢を諦められなかったんです。8回目の試験で合格するまで、実に4年かかりました」
早田さんは現在、気象庁が作成した「大雨防災ワークショップ」を、気象の観点からアドバイスする講師として県内外で開催。そのほか、お天気教室や気象講演を九州各地で行っています。
旧坂本村(現八代市)出身の早田さん。幼い頃から故郷がよく洪水に見舞われていたため、風水害が多い熊本を中心に「地域防災」の活動を広げていくのが目標です。気象予報士ならではの知見を生かした防災講座を開催しようと、自治体や教育委員会などに働き掛けています。「大きな災害はいつか必ず起きます。しかし、普段からの備えや知識があれば、命を守ることはできます」
気象のプロたちからなる団体「防災WEST」でも活動する早田さん。「ママ予報士として、子どもやお母さんに天気の不思議や楽しさを伝えたいですね」
Time Schedule
5:45 起床
6:00 朝食、家事、子どもの支度
9:30 講演の準備
13:00 講演
17:00 子どもの迎え、家事など
18:30 夕食
19:30 家族との団らん
21:00 就寝
早田 蛍さん
1987年、旧坂本村生まれ。高校卒業後はウエディングプランナーに。気象予報士になる夢を追い、大学で学んだ後に資格を取得。結婚、出産、子育てを経て29歳から気象予報士としての活動を本格的に始め、(一社)日本気象予報士会九州・沖縄ブロック理事を務める。
Information
「防災WEST」で、九州各地で行う防災講座、お天気教室などの情報を発信しています。
http://bosaiwest.starfree.jp
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