加勢川でカヌーや川舟、川漁を体験 知恵を伝えて子どもたちを達人に

毎年、夏休みになると、子どもたちを対象に南区川尻付近の加勢川中流で、カヌーや舟釣りなどを体験する催しが開かれています。運営するのは『加勢川開発研究会』。「楽しさと一緒に怖さも教えながら、川の大切さと川遊びの面白さを伝えています」と井村さん。

井村さんの子ども時代、川といえば泳いだり、魚を捕ったり、竹ざおや櫓(ろ)で舟をこいだりする遊び場でした。ウナギなどの川漁も盛んだったとか。「ライフスタイルの変化で川に人が来なくなり寂しかった。子どもたちに興味を持ってもらい川に来てもらいたい」との思いから30年前に会をつくりました。また、フナやコイなどを取る川漁の方法や、櫓を使った川舟のこぎ方などを残していこうと、地元のお年寄りたちの知恵や経験を生かした“川の達人”の育成にも励みます。

これまで20人ほどの達人が育ち、中には「肥後流投網」という加勢川に伝わる伝統漁法を習得したつわものも。「達人まで成長した若者たちがイベントなどを手伝ってくれるのがうれしい。今後もこの活動を続けていきたいですね」

Time Schedule

5:00 起床、朝食
6:00 加勢川の川岸を自転車で周りながら、約1時間ごみ拾い
12:00 昼食
13:00 中牟田閘門で水門の開閉にあたる
16:00 帰宅
18:30 夕食
20:00 就寝

井村 紘さん

井村 紘さん
1943年生まれ。高校卒業後、自衛隊入隊。88年、加勢川開発研究会を立ち上げる。退職後は中無田閘門(こうもん)=南区中無田町=の操作人を務め、熊本市から「くまもと水守」に登録される。中緑校区青少年健全育成協議会会長。妻と長女、次女家族と暮らす。

Information

会の活動など、詳細はHPで。
http://kasegawakaihatsu.net