インスタのフォロワー数は140万人 “見立て”が生み出すミニチュアの世界
日常にあるものを何かに見立て、繊細で遊び心あふれるミニチュアアートを、インスタグラムで毎日発表しています。今月、地元熊本では初となる個展を鶴屋で開催した田中さん。「続けてきた活動を、やっと熊本の人たちに報告できたという感じ。同級生や恩師も来てくれ懐かしかった」と笑顔で話します。
小さい頃はプラモデルが好きで「完成した戦車の横に小さな人形を添えて、スケール感や物語を楽しんでいました。制作の原点は今も同じ」といいます。
田中さんの作品の魅力は、ユニークで独特な見立てはもちろん、「なるほど」「こうきたか」と見た人をうならせるしゃれが効いたタイトルにもあります。白い納豆の容器を熊本城に見立てた作品(写真奥)の名前はズバリ「お城納豆」。
昨年は、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」のオープニングの背景を手掛け、話題になりました。注目のアーティストとして活躍の場を広げる田中さん。「みなさんを楽しませる次の仕掛けも考えていますよ(笑)」。フォロワー数も140万人を超え、7割が外国人だそう。世界を舞台に、作品への期待はさらに高まります。
Time Schedule
8:00 起床。作品をインスタグラムにアップ
9:00 自宅で仕事。メールや打ち合わせなど
16:00 子どもが保育園から帰宅。一緒に過ごしながら翌日アップする作品を撮影
19:00 夕食。子どもを寝かしつけた後、仕事
翌1:00 就寝
田中 達也さん
1981年熊本市生まれ。熊本北高校、鹿児島大学教育学部を卒業後、広告制作会社に勤務。2011年から、インスタグラムにアップしたミニチュアアートが注目を集め、15年にはミニチュア写真家として独立。鹿児島市で家族と暮らす。
Information
作品は、インスタグラム田中達也「MINIATURE CALENDAR」(@tanaka_tatsuya)で見ることができます。
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