頭の中のイメージをそのまま表現 繊細で優美な新しい白磁の形

凜(りん)とした雰囲気を持つ白磁に、ひとひねりした独自のデザインを加えるのが五嶋さんの持ち味。

有田での学生時代に磁器の魅力を知り、天草陶石を使った白磁にこだわり続けています。「陶芸家の父は“土もの”を作っていましたが、有田で白磁を見た時に衝撃を受けました。飾り気がない分、素材感と形が際立っていて、その潔さにひかれました」

磁器だからこそできるデザインを追求し続けているといいます。2年前には香炉や盃の土台に空洞を開けて細工した「曙光(しょこう)」シリーズを発表。暗闇の中でも小さな光が見えると希望が湧く…そんな思いを込めて名付けられた作品は、白磁に軽やかさや陰影がプラスされ独特の存在感があります。「頭に浮かんだものを素直に形にしていきたいですね」

小皿や鉢、湯飲みなど、普段使いできる作品も多彩に制作しています。「白磁の食器というと『使うのがもったいない』と言われることもありますが、気兼ねなくどんどん使ってほしい。白い器は料理が映えますから」と笑顔で話します。

Time Schedule

6:30 起床、食事
7:30 子どもを保育園へ送る
8:00 仕事場で作陶
17:30 保育園へお迎え
19:00 再び仕事
22:00 帰宅、食事
24:00 就寝

五嶋 竜也さん

五嶋 竜也さん
1980年、合志市生まれ。佐賀県立有田窯業大学校卒業後、父親が構える『竜山窯』で作陶を始める。2005年、西日本陶芸展入選以降、県美展、日本伝統工芸展などで入選・入賞を重ねる。趣味はガーデニング。日本工芸会正会員。家族と山鹿市で暮らす。

Information

7月25日(水)~31日(火)、「五嶋竜也作陶展」(鶴屋本館8F美術ギャラリー)