地震後の益城町を撮り続け写真集を出版  復興の様子を100年先にも残したい

熊本地震から2年間、復興に向かう益城町の姿をカメラに収め、今年4月に写真集「あの日から~撮り続けた益城町の姿~」を出版しました。写真集には「益城町に起こったことを、記録として100年先にも残したい」という林さんの思いが込められています。

地震後、熊本市内にある、みなし仮設に移りましたが、益城町に毎日通い倒壊した家屋や避難所の様子を撮り続けました。「傾いたり、つぶれたりした家を目の前に、シャッターを切るのをためらうこともありましたが、『倒れる前に撮っておいて』と家の持ち主から逆に声を掛けられました」。それは、町の唯一の写真館として、入学式や成人式など住民の人生の節目を一緒に喜び、切り取ってきた林さんだからこそ。

これまで撮影した写真は約1万6000枚。現在も仕事前に、ドローンなども使いながら撮り続けています。更地が目立っていた場所にも家が建ち始め、少しずつ町が前に進んでいるのを実感。「復興が進むにつれ、かつての益城町の景色やにおいを思い出せなくなる。みんなが町を忘れないためにも、ライフワークとして撮り続けます」

Time Schedule

5:00 起床
5:15 徒歩で撮影
8:00 朝食後、自宅や店舗を掃除
9:00~18:00 店舗で仕事
19:00 夕食後、地域の方とまちづくりの話し合い
22:00 就寝

林 眞二さん

林 眞二さん
1958年熊本市生まれ。10歳からカメラを始める。高校卒業後、熊本市内の写真店に就職。27歳で益城町で写真館を開業。2016年、熊本地震で自宅兼店舗が全壊。翌年、同町で店舗再開。18年4月、地震後の益城町を撮影した写真集を出版。同町で妻、娘と暮らす。

Information

写真集「あの日から撮り続けた益城町の姿」(2160円)の問い合わせは下記まで。

お問い合わせ

益城カメラ

TEL
096-286-7339