手のひらサイズのひな人形で 家族の温かな思いを伝える

自分のために購入する大人も多いという、手のひらサイズのひな人形の作家。最近はスペースがなく自宅に大きなひな人形を飾ることが難しい場合も多いことから、友人宅で見た小さな人形にヒントを得て作り始めました。「楽しく作っているけれど、手にしてくれる人や人形の行く末を思うと適当なものは作れないから根性もいる」と笑います。

ほぼ毎日机に向かい、材料の手芸用粘土をこね、指先で一つ一つパーツを作り上げていきます。着物の色合わせや色彩感覚は、以前、和服の仕事に携わっていたことが役立っているそう。日本人ならではの感性と繊細な手仕事が光る作品は、スペインやトルコなど海外でも評価を得ています。「ひな人形は、家族から子どもへの愛情が込められたもの」とし、作品の購入者には「いつも近くに人形を置くことで家族から守られていると感じるはずだから、県外に進学するときや結婚するときには一緒に持っていってほしい」と伝えているのだそう。伝統的な日本文化と現代の住宅事情が融合したひな人形が、温かな家族の思いをつなぎます。

Time Schedule

7:00 起床、朝食、家事
10:00 制作
12:00 昼食
14:00 絵付け作業
16:00 愛犬の散歩
18:00 制作
24:00 就寝

タカ山 久美子さん

タカ山 久美子さん
1955年、熊本市生まれ。本名・高山久美子。高校卒業後、東京で呉服業に従事。87年、子育てのため帰熊。2007年、独学でひな人形制作を始め、国内外の美術展に出展。スペインA.M.S.C.(国際美術評論家選考委員会)の芸術家会員。熊本市在住。

Information

南区御幸木部の工房でタカ山さんの話を聞きながら作品を鑑賞・購入できます。
http://mamehina.net
TEL:096-379-6828