注目集める資源作物栽培を通じ 元受刑者が社会でやり直せる仕組みを

国の統計では、罪を犯して刑務所に入所した受刑者のうち、再犯者の割合は約5割。再犯者の多さの要因の一つに挙げられるのが、出所後の就職の難しさです。坂東さんは、元受刑者が従事できる農業事業を立ち上げました。

出所者の社会復帰を支援する自立準備ホームの仕事を手伝ったのを機に、ソーシャルビジネス(社会課題解決を目指す持続可能な事業)に興味を持ち、3年前、自身が勤めるITコンサルタントの会社内で起業。「近年、バイオマス燃料の原料や家畜の敷きわらなどとして注目を集めているイネ科のエリアンサスという資源作物の生産・販売で収益を上げる計画です」。試験栽培も軌道に乗り始め、「これから本格的に元受刑者の受け入れを進めていきたい。農業が元受刑者の仕事になるのはもちろん、生きがいや居場所としての役割も果たしたいと考えています」。

さらに、就労支援にとどまらず、再犯をさせない仕組みづくりも構想中。「たとえ間違いを犯しても、やり直せる社会であってほしい」との思いを実現するための挑戦が続きます。

Time Schedule

7:00 起床、朝食、メールチェック
8:30 移動、農作業
12:30 帰宅、昼食、着替え
14:00 営業
19:00 帰宅、家事
21:00 営業資料作成、栽培計画検討
翌1:00 就寝

坂東 喜子さん

坂東 喜子さん
1983年、鹿児島県出水市生まれ。2007年から仕事で熊本に移り住み、16年に現在の会社に入社。農業を通して元受刑者の社会復帰をサポートする仕組みづくりに奔走中。3月に行われた「みんなの夢アワードin熊本」では準グランプリを獲得。

Information

栽培の様子などは『CLOUD-IA』のFacebookで随時紹介中。
https://www.facebook.com/CloudIA.JP/