地元の若者が守ってきた「高森にわか」 風鎮祭を舞台に演じ続ける

毎年8月、五穀豊穣を願う高森町の風鎮祭で上演される「高森にわか」。子どもが板を買いに行ったが買えず、店員にたたかれ「痛かった(板買った)」と泣く…という寸劇などを、白塗りの男性たちが高森弁で面白おかしく演じます。「父親が演じ手だったこともあり、小さな頃から身近な存在。19歳から参加しています」と今村さん。地元の若者が継承してきた高森にわかは、今年3月、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選ばれました。

毎年、祭りが近づくと、若手メンバーは時事ネタを盛り込んだ新作にわかを準備します。町内10カ所ほどで異なるネタを披露するため、必死に幾つも考えます。「作るのも覚えるのも大変ですが、夢中になれるから楽しい。この感覚を若い世代にうまく伝えたい」。というのも、昨今は若者の演者が少ないのだそう。

今年は令和になって初の開催ということもあり、気合も十分です。「演者と観客の掛け合いも見どころ。演者との距離を近く感じてもらえると思います。とはいえ、素人の寸劇です。温かい目で見てもらえたらうれしいです」

Time Schedule

6:30 起床。朝食後、子どもたちを保育園へ送る
8:30 出勤
17:15 勤務終了後、高森中学校で剣道を指導
19:00 帰宅後、夕食
20:00 向上会の集まりに参加
24:00 就寝

今村 太一さん

今村 太一さん
1989年、高森町生まれ。大分市内の高校を卒業後、同町に就職。現在、同町教育委員会に勤務。昨年、「高森にわか」を上演する5つの向上会の一つ「昭和向上会」の会長に就任。年番制により、今年の風鎮祭で取りまとめを担当。同町で4世代8人暮らし。

Information

風鎮祭が行われる8/17(土)、18(日)の19時~22時、町の中心部で「高森にわか」が披露されます