「女王」の胸飾りを制作 衣装デザイナーのイメージを形に

衣装デザイナーのイメージを形にする「モデリスト」。映画「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」では、衣装制作チームの一人として、エリザベスⅠ世のドレスの胸飾りと、兵士が着るアラン編みのベストを編みました。ニット制作を得意とするベッソンさんは、短い納期で同じ作品を2つ作るなどハードな作業もしばしば。しかし、「自分が誰よりも厳しい目で作品を見る」と妥協しません。

実際に映画が公開されるまで、自分の作品がどう使われているかは分からず、数秒しか映らないということも。「映画作りの小さなパーツを担う仕事。ただ、デザイナーが求めるものを形にすることは誰にでもできることではなく、誇りをもって仕事をしています」

東京時代、ファッションショーなどで制作したニットがスタイリストの目に留まり、依頼されるように。イギリスでは、デザイナーのサンプルを中心に、ブライダル衣装など仕事の幅は広がっています。基礎になっているのは高校時代に学んだこと。「無理だと思っても作ってみると新たな学びがあります。一つ一つの出会いと仕事が今のキャリアにつながっています」

Time Schedule

6時 起床・家事
8時 ジョギング
9時 フィッティング、ミーティング
11時 制作
17時 家事・事務
22時 就寝

ベッソン智恵さん

ベッソン智恵さん
1971年、熊本市生まれ。熊本市立高校(現必由館高校)被服科、東京の服飾専門学校を卒業後、デザイン事務所に勤務。その後独立。2001年、イギリスに移住。映画「オリエント急行殺人事件」の衣装制作にも携わる。1男1女の母。ロンドン在住。

Information

ベッソンさんの作品などについて、詳しくはHPで。
palaceseamstress.com