持ち前の負けん気で男子並みの練習 目指すは5年後のパリ五輪

7月に沖縄県で行われた全国高校総体(インターハイ)の自転車女子500mタイムトライアルで優勝した田中さん。ハンドボールから転向して、わずか1年3カ月での快挙でした。

平日は田原坂や金峰山を自転車で巡る65kmのコース、土日には1日100km以上を走るハードトレーニングを、男子部員と一緒にこなします。「はじめは自転車に乗るのさえうまくいかず、練習量の多さに『マジで?』と思いました(笑)」。加えて、体作りのために体重を増やす必要があり、「毎食ご飯1kg」がノルマという時期も。それでも、持ち前の負けん気とポジティブさで乗り越え、高校日本一の座をつかみ取りました。

来春には大学進学。すでに「1年生からインカレ(全日本学生選手権)優勝を目指す」と力強く話す視線の先には、2024年、23歳で迎えるパリ五輪を見据えます。さらに、「出るだけではなく、勝ちたい」とも。祖母の口ぐせ「人並み(の努力)では人並み(にしかなれない)。人並み外れにゃ、人並み外れん」を座右の銘に、次なる頂に向けてペダルをこぎ続けます。

Time Schedule

5:00 起床、朝食
6:00 登校、自主練
7:30 食事
8:50 授業開始
15:30 授業終了
16:00 練習
18:30 自主練
21:00 帰宅、夕食
23:00 就寝

田中 夢菜さん

田中 夢菜さん
2001年、熊本市生まれ。中学からハンドボールをはじめ、高校で肩を痛め退部。自転車競技に転向し、今年7月のインターハイ・女子500mタイムトライアルで優勝。卒業後は日本大・スポーツ科学部に進学予定。両親と4人のきょうだいの7人家族。

Information

前向きになれる歌詞が大好きで、試合前にはサンボマスターの曲『できっこないをやらなくちゃ』を必ず聴いて気持ちを高めています。