歴史を守りつつ、新しい事にも挑戦 次の世代につながる復興を目指す

益城町総合体育館近くにある木山神宮は、江戸時代の1752(宝暦2)年に神殿が建立されました。以来、長く地域を見守り続けてきましたが、熊本地震で境内の全建造物が全壊しました。

「歴史を守り、次世代へ継承しなければならない」との思いから、神殿は調査後に丁寧に解体し、部材を大切に保管。できるだけ再利用して再建することに決めました。「元の姿に戻すことが復興につながる」と確信します。

一方で、氏子青年会を発足させたり、ホームページやSNSで神社の復興情報を発信したりするなど、新たな取り組みもスタート。「これから先も長く神社と、地域住民のつながりを守るためには、元に戻すことと新しく取り組むことを両輪で進める必要がある」と話します。

今年3月には神殿跡の地盤へ耐震杭を打ち込む耐震補強工事が完了。現在は基礎工事と、破損した部材の修復作業の真っ最中です。神殿の完成は来年12月の予定。「復興は難しいことのようにも思えますが、私の先祖も同じ道を歩んできたので、できないことではない。使命だと思って取り組んでいます」

Time Schedule

5:30 起床
6:00 神社の掃除
7:00 朝食
8:00 日供祭(にっくさい)※朝のお祈り
9:00 神事、事務仕事など
17:00 帰宅
18:00 夕食、子どもとの時間
21:00 就寝

矢田 幸貴さん
1981年益城町生まれ。木山神宮神職の家系で39代目。熊本学園大を卒業後、長崎県神社庁、國學院大で神職資格を取得。2006年から木山神宮と阿蘇神社に奉職。妻、娘1人と息子3人、猫・犬と同町内在住。趣味は山登り。

Information

木山神宮の復興状況はホームページ(https://www.kiyamajingu-kumamoto.or.jp/)、フェイスブック(「木山神宮」で検索)で発信中です。