三行で撃つ〈善く、生きる〉ための文章塾

作:近藤康太郎

「書けない。もう嫌だ」―。文章を書く時、よくそう思う。読むのは好きだが、いざ自分で書くとなると途端に恐ろしくなる。「難しすぎませんか、文章って?」「いやそもそも言葉って何ですか?」とか、元も子もないことを考え、挙げ句に逆恨みまでし始める。そうやって、動きの鈍い手を必死で動かし、書き終えた文章を読むと、「一体こいつは何を言いたいのか?」という仕上がりで、途方に暮れる。

そんな私が、そろそろうまく書けるようになりたいと思っていた時に出合ったのがこの本だ。文章についてのアドバイスが的確で分かりやすい。そしてそれ以上に、書くとはそもそも何なのか、善(よ)く生きるためには、言葉とどう向き合うべきなのかまで教えてくれる。書くことは、生きることと同義なのだ。

しかし、そんな素晴らしい本を読んでも、今回も私の文章は驚くほど成長していない。自分でもびっくりです。納得いかないがしょうがない。こんな文章でも、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

紹介するのは

蔦屋書店熊本三年坂
榮 詳平さん

映画と音楽と、楽しい酒のために働く書店員