そりゃあもういいひだったよ

作:荒井良二

幸せってなんだか大きなものでなかなか手に入らないと思うこともありますが、実は日常の中にあって、それに気付けるかどうかだと思います。そう思えたのはこの絵本に出合ってからです。

ぬいぐるみのクマは初めてもらった手紙に大喜び! 手紙をくれた相手を訪ねる旅に出ることにしました。すると、ロープウエーの係の人に優しくしてもらったり、お店のおじさんがドーナツをおまけしてくれたり、「そりゃあもう!」なことがいっぱい起こります。最後には、手紙をくれた相手とも会えて「そりゃあもういいひだったよ」な一日を送ります。

もしかしたら自分が過ごしている毎日も“そりゃあもうすてきな毎日”かもしれない。毎日を楽しく幸せに過ごせるかどうかは自分次第、考え方次第なんだとこの幸せ感度が高いクマを見て改めて思います。

「そりゃあもういいひだったよ」とつぶやいて眠りについたら、明日もきっといい日になりそう!

定価 1430円 AB判 小学館

紹介するのは

長崎書店
中山 理紗さん

児童書担当JPIC読書アドバイザー、絵本セラピスト協会認定絵本セラピスト