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現代社会に潜む違和感について考える【つんどくよんどく】

まるがいいっ

まるがいいっ

作:林木林 絵:庄野ナホコ
まるがいいっ

「だれが言いだしたのかわからないけど、とにかくみんなまるがすき」。動物たちの間では、まるいものが大流行。まるいお菓子を食べて、まるいアクセサリーを付けて、みんな楽しそうに笑っています。「いいね いいね まるがいい」

何でも、まるくすれば売れる世の中。時流に乗って一山当てようとする企業や個人(?)が続々現れ、まるいものは量産され続けます。ところが、人気はいつの間にやら急降下。あっという間に、世の中は「さんかく」一色に…。トンガリお菓子を食べて、トンガリアクセサリーを付けて、みんな楽しそうに笑っています。

はやりものは飛ぶように売れ、売り手も買い手もご満悦。でも、どこかおかしい。彼らの価値観について、あらゆる疑問が浮かんできます。パステルカラーの表紙には、そのかわいらしさとは裏腹に「ニンゲンは考える はずである」というドキリとする一文が添えられています。現代社会に潜む違和感について考えるきっかけとなる絵本です。

過去の記事はこちら
https://spice.kumanichi.com/category/human-culture/tsundoku/

紹介するのは

長崎書店
村上 恵利香さん

好きな「まる」は里芋です

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

まるがいいっ

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この記事を書いた人

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