「どうぞのいす」
作 香山美子 絵 柿本幸造
小さないすを作ったうさぎさん。「どうぞ の いす」と書いた立て札と共に、野原の木の下に置きました。やってきたのはどんぐりをいっぱい拾ってきたろばさん。「しんせつないすだ」と荷物をいすに置いて木の下でひと休み。そこへ今度はくまさんがやってきて…。
小さな勘違いから生まれる親切の連鎖が、とても優しく自然と笑顔になります。思いやることの大切さを教えてくれる絵本です。やわらかい絵もすてきで、秋の心地よい日差しの明るさと暖かさを感じます。
次々と登場する動物と繰り返しのフレーズが楽しく、読み聞かせでも定番です。「どうぞ」という言葉に込められた優しさと思いやりの気持ち。でもこの絵本を読んで心が温かくなるのは、その思いやりが次の人、また次の人につながっていくことがとても嬉しいから。
優しさや思いやりを次の人へ。そんな人でありたいと、読み返す度に自分を見つめ直す一冊です。
ひさかたチャイルド 1000円(税別) サイズ 25×22cm
紹介するのは
金龍堂まるぶん店
尾方 友紀さん
色々なメーカーさんのほうじ茶ラテを飲み比べてます
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