つんどくよんどく
54字の物語
作:氏田雄介
今回ご紹介する本は9マス×6行の原稿用紙につづられた54字の超短編小説です。
わずか54字と侮るなかれ。その中身は言葉遊びが満載で、物語の意味が分かった時、なぞなぞを解いたような面白さを味わえます。90話収められており、はっとしたり、ぎょっとしたり、うるっとなったりとさまざまなジャンルが楽しめます。
児童書として刊行されていますが、大人が読んでも面白い。子どもたちが読めば、同音異義語や漢字の勉強になり、何より読解力がつきます。漢字や言葉の面白さを実感できると思います。ちょっとの時間でさっと読めるので、あまり本を読まない子どもにも向いているかも。
シリーズ化されていて、ゾク編の「怪」、みんなでつくる「参」、歴史も学べる「史」が刊行済みです。サブタイトルだけ見ても面白そうですよね。
さらに、あなたの「54字の物語」を作ってみるという楽しみ方もできます。巻末には作り方も載っています。ぜひ、チャレンジしてみてください。
定価 1,000円(税別) 19×13cm PHP研究所
紹介するのは
金龍堂まるぶん店
尾方 友紀さん
「ほうじ茶ラテのレシピを検索・お試し中です」
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