わたしに無害なひと

著:チェ・ウニョン 訳:古川 綾子

この本に書かれているのは、「誰もが通り過ぎた青春のとなり」なのかもしれない。

誰にも言えなかった私のこと、私だけが気付いていた友達のこと―。私はあの時どのような人物だったのだろう。

読んだ後に、不安のような恥ずかしさのような後悔のような、でも取り戻せない時間があることを痛感させられた。

今あなたはどんな環境にいますか? 家族や子どもがいますか? それとも恋人がいますか?

常に前を見据え、進んでいこうという気持ちはとても大切なことです。でも、今は少しだけ「あの頃」を考え直してみませんか。

あの時よりちょっとだけ勇気を持って、この本がこれからのあなたの行動を変えるきっかけになってほしい。私にとってはそんな1冊です。

あなたもこの本を読んで、韓国の新鋭である素晴らしい作家チェ・ウニョンさんにぜひ「会って」みてください。

定価 1,600円(税別) 四六判 亜紀書房

紹介するのは

蔦屋書店熊本三年坂
榮 詳平さん

映画と音楽と、楽しい酒のために働く書店員