モヤモヤの正体

作:尹雄大

“オノマトペ”という言葉の表現法があります。騒がしい様子の「ざわざわ」や「キンキンに冷えてやがる!」のような、日常にある音や感覚を文字にしたものです(私は今、モフモフしたクッションに座ってこの原稿をシコシコ書いています)。

たくさん存在する日本語オノマトペの中でも、何とも言えない不快さを表現する言葉が“モヤモヤ”。子育て、コミュニケーション、仕事など日常生活の中でわだかまりを感じる“モヤモヤ”した気持ちの正体を探る本書。しかし、読み終えても胸に抱いた“モヤモヤ”は消えません。それどころか、私はこの感情は呼吸や血液の循環のように、ヒトがヒトたらんために必要不可欠なものとすら思え、“モヤモヤ”がむしろ好きになってきました。

「モヤモヤしていても良いのだ」と気付き、自分の生に少し自信を取り戻せた気がします。ワクワクしながらサクサク読める。読んだあなたはもう“イチコロ”(これはオノマトペではない)!“オススメ”(これも…)します。

定価 1,800円(税別)
四六判 ミシマ社

紹介するのは

金龍堂まるぶん店
荒川 俊介さん

“きゃりーぱみゅぱみゅ”ってオノマトペっぽいですね