【586号】すぱいすフォーカス – おうちで楽しむ 夏の星空観察

夏は星空が華やいで見える季節。天の川や七夕にまつわる星も観察できるため、親子で楽しい会話が弾みそうです。8月中旬には流星群という“天体イベント”も。夏休みの自由研究に良さそうですよ。

七夕の星々や流星群など見応え十分

夏の夜空は、とても華やか。七夕伝説に登場する「織姫星」や「彦星」が頭上に輝き、「天の川」も一年の中で最もはっきりと見えます。七夕伝説に思いをはせたいなら、織姫星と彦星を含む3つの1等星からなる「夏の大三角」をまず見つけましょう。また南の地平線近くでは、さそり座の心臓部分にあたる「アンタレス」が赤く輝いています。

8月13日の未明には「ペルセウス座流星群」の活動がピークに! 少しだけ夜更かしをして、流れ星を探してみませんか。自由研究のテーマとして、流れ星の動きなどを記録してみるのもお勧めです。

教えてもらったのは

熊本博物館 天文担当学芸員
野村 美月さん

天の川や流星群など華やかな星空を楽しんで。
ただし虫対策は万全に


熊本市の空 2021年8月14日 20時30分頃

下の星図は、南を正面にして見上げた熊本市の星空の様子。時間を追うごとに星は東から西へ動いて見えます

日時を入れるとその日の星空の様子を教えてくれるサイトもあります。「星降る星図」で検索を!

大きい画像はこちら

「夏の大三角」の見つけ方

夜空を見上げると、頭上にひときわ白く輝くこと座の「ベガ(織姫星)」が見つかります。天の川を挟んで反対側には、わし座の「アルタイル(彦星)」。この2つと三角形を作る3つ目の星を左上に探すと、はくちょう座の「デネブ」が見つかり、これが「夏の大三角」です。


旧暦の七夕に2人は会える? 8月14日、夜空を見上げてみて

織姫と彦星が1年に1度、7月7日の夜だけ天の川を挟んで会えるという七夕伝説。普通だと、ちょうど梅雨時でもあり、今年も県内は雲で覆われて星空は見えませんでしたね。でも、本来の七夕は旧暦の7月7日。現在では8月にあたり、今年は8月14日です。夏の真っ最中、2つの星が会える確率はかなり上がりそうです。この日、夜空を見上げてロマンチックな気分に浸ってみませんか。


ペルセウス座流星群 活動のピークは8月13日の未明!

ペルセウス座流星群が見え始めるのは11日の夜から。活動のピークは13日の午前4時ごろなので、12日の夜遅くから13日の明け方にかけてよく見えます。新月の後で午後9時ごろには月が沈むため、月明かりの影響がない今年は、天気が良い、雲がない、街明かりがない―などの条件がそろえば、一晩中見ることができるそうです。流れ星は空一面に現れるので、広く空を見渡すようにして探すのがコツ !


熊本博物館情報

熊本博物館では、「銀河鉄道の夜〜KAGAYA星空の世界展〜」を開催中です。世界を舞台に活動する星空アーティストKAGAYA氏が、宇宙と神話の世界を描いたデジタルペインティング作品や星空写真を大規模展示。九州初開催です。カメラ、ビデオ撮影、SNS掲載OK。

プラネタリウム「銀河鉄道の夜」も同時開催。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の幻想世界がドームいっぱいに再現されます。

「銀河鉄道の夜 〜KAGAYA星空の世界展〜」は9月5日(日)まで。

■特別展入場料/一般500円、高・大学生400円、小・中学生300円
■プラネタリウム観覧料/一般200円、高・大学生150円、中学生以下100円
※別途博物館入場料が必要。

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