【413号】ワーキングウーマン VOL.31 これから“女子”の新しい働き方 [起業編]
近年、女性の働く環境やワークスタイルが変化し、さまざまな働き方で自己実現する人が増えています。今回は、多様化する働き方の中で、「起業」という選択をし、カメラ雑貨店「PHOTO CAMERRY」をオープンした、オーナーの坂本麻耶さんを紹介します。
組織での評価に疑問を感じ独立へ 地震後の混とん期をチャンスと捉え夢を実現
高校を卒業後、18歳で結婚した坂本麻耶さんは、これまでに、サービス業、事務員、アパレル店員と、さまざまな職種を経験してきました。現在、14歳、11歳、5歳の女の子を育てるママ。「会社勤めをしていた時は、待遇面や仕事の評価において、子育てをしていることで重要な仕事を任せてもらえなかったり、賞与が少なかったりと、疑問や悔しさを感じる毎日でした」と語ります。
「こんな思いをするならば、自分でやりたいことを実現できる仕事をしよう」と思い始めていた時に起こった熊本地震。混とんとした時期でしたが、「今がチャンス!」と起業へ向けての勉強と準備を始め、2017年5月、カメラ雑貨店をオープンしました。
起業までのSTEP
何から始めたらいいのかも分からず、くまもと森都心プラザビジネス支援センター主催の「創業支援セミナー」に参加。「カメラ雑貨店をしたい」という夢を具現化するため、コンセプトやターゲットなど、起業に向けたベースづくりをスタート。
起業へ向け1年間さまざまな専門家のアドバイスを受けられる同支援センター主催の「創業支援室」に応募。創業計画書を作成し、それに基づき、場所選びや資金面など融資の相談も。
2017年5月、カメラ雑貨店「PHOTO CAMERRY」をオープン。雑貨の販売に加え、カメラ教室、レンタルスペースなどの事業を展開する。
麻耶さんのお仕事必需品はコレ!
スケジュール管理に欠かせない、カレンダーアプリ。家族の行事や予定、仕事を色分けして、一目で分かるようにしています。
麻耶さんが考える 起業に必要なPOINT
★やりたいことは、口に出して言う(自然と情報が集まってくる)
★やりたいことを書き出す(自分の思いを整理できる)
★自信を持つ(根拠はなくとも「絶対できる」という信念を持ち続ける)
時間管理はキッチリ、やるべきことを効率よく!
大好きなカメラに関わる仕事を始めてもうすぐ1年になります。会社員として勤めていた時は、人に頼るという意識があまりありませんでした。起業してからは、一人でやらなければならないことがたくさんある中で、一緒に仕事をしてくださる人や仕事の依頼、紹介、宣伝に力を貸してくださる人など多くの人に支えてもらい、感謝しています。
今は、自分の思うように時間を使えるようになった分、仕事に偏りすぎないよう時間管理を徹底しています。もちろん忙しい時期は、家族の協力で乗り切ることもあります。常に売り上げを伸ばすという重圧と隣り合わせですが、休みの日には“朝活”と称した、カメラ女子のサークル撮影会を行うなど、好きなこと、楽しいことを生活に取り入れてリフレッシュしています。
PHOTO CAMERRY代表
坂本 麻耶さん(33)
創業支援室6室を設け
専門的なサポートで、起業をバックアップ!
「店を開店したい」「会社を設立したい」「事業を始めたい」など、さまざまな夢の実現へ向け、専門家が継続的にバックアップをしてくれます。経営や融資の相談のほか、定期的なセミナー、勉強会も開催されています。先輩創業者との交流もできるので、実践を通したアドバイスなども受けられます。
「創業支援室」使用者募集に関する問い合わせは、
くまもと森都心プラザビジネス支援センター
TEL:096-355-7402
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