【436号】ワーキングウーマン VOL.35 オフィスでできるゆがみ取り体操

長時間のデスクワークで、肩こりや頭痛、腰痛などを訴える女性は多いですよね。それらの不調は、体のゆがみが原因かもしれません。そこで、仕事中や休憩中など、オフィスでちょっとした時間にできる"ゆがみ取り体操"をご紹介します。

日常の動きでゆがみを正して

パソコン作業など、長時間デスクに向かって首や肩、腰を丸めた状態で仕事をしていると、体がゆがんできます。久光先生によると、骨盤が左に傾き、そのバランスを取るために無意識に上体をねじるので筋肉がアンバランスとなり、特に股関節にズレが生じてくるのだとか。その股関節のズレが慢性化することで、全身のゆがみが固定化されてしまいます。

実は、腰・ひざ・肩の痛みやしびれといった症状の多くは、体のゆがみが原因と考えられます。さらに、体のゆがみによって内臓や自律神経も不調を来し、頭痛やめまい、胃痛などを引き起こすこともあります。

単に姿勢を正すだけではなく、日常的に筋肉のバランスを整え、股関節を中心とした体のゆがみを正すことが大切です。

アドバイスしていただいたのは

久光正太郎 医師

内科医・医学博士。働く世代に向けてゆがみ取り体操の普及に力を入れている。熊日生涯学習プラザでバランス操体法を指導。


座り方

楽な姿勢がゆがみの元 正しい座り方をマスター


首・肩・腕

コピーやFAXを持つ間に腕を押し下げ3本の指を引き上げる

(1)背筋を伸ばして立ち、右側に重心を移す。
(2)右手を後ろに回し、手のひらをお尻に向け、肘を伸ばして腕全体を押し下げる。
(3)左手で、右の中指、薬指、小指を握り、上へ引き上げキープ。2〜3回繰り返す。
※左の腕も同様に


腰・股関節

座ったまま上半身をひねって伸ばす

(1)椅子に深く座り足を腰幅に開く。
(2)左のお尻に重心を移し、左手で椅子の背もたれを握り、右手の甲で左膝を図のように内側に押しながら、上半身を後ろにねじる。
(3)左足を踏ん張り左のお尻の筋肉に力を入れ、上体を伸び上げたら、大きく息を吸いながらスッと息を吐く。同じ動作を5〜6回繰り返す。
※右側も同様に

応用編

休憩時間に脇腹と股関節を伸ばす

椅子の左側に座面より15〜20cm低い台を置き、左足のすねを置く。
左膝で台を押し、体重を右のお尻に移して上半身を右にねじり、右脇腹と左の股関節を伸ばす。10回以上繰り返す。
※反対側も同様に


階段を利用してアキレス腱(けん)とふくらはぎを伸ばす

(1)手すりのある場所で、足先を階段にかける
(2)ゆっくりかかとを上げ下げする(10回程度)