【451号】ワーキングウーマン VOL.37 あなたのマナーは大丈夫? あんな音、こんなにおい

知らないうちに周りを不快にさせているかも…

最近よく耳にする「〇〇ハラスメント」。多くの人が、同じ場所で長時間働く職場では、個人の何げない行動が問題になることも。今回は「音」と「におい」をピックアップして、専門家のアドバイスをもとに、職場でのマナーを改めて考えてみました。

社員同士のコミュニケーションが“〇〇ハラ”を解決!

「ハラスメント」が職場で問題になる原因は、働く人同士のコミュニケーション不足ともいわれています。音やにおいなど、周りが不快に思うようなことでも、本人に悪意はありません。思い切って話をしてみると、意外にも「自分がそんなことをしているとは思わなかった」と改善されることもあります。相手に伝える、会議で話し合うなど、表に出していくことが改善への第一歩になります。

また、他人の言動が自分を振り返るきっかけにも。自分のマナーが気になる場合は、同僚に確認してみましょう。職場全体で、問題意識を共有する機会になります。より良い職場環境をつくるのは社員一人一人。周りを気遣いながら快適な環境をつくれば、仕事へのやる気や集中力も上がりますよ。

音編

対策

パソコンのキーボードをたたくように打つクセはありませんか? 自分で気を付けるのはもちろん、もし他人のキーボードの音で困ったときには、話しやすい関係であれば、一度、声を掛けてみましょう。もし、自分だけが気になるようなら、耳栓をするなど、雑音をシャットアウトする工夫を。

対策

ドアや引き出しを力任せに閉めたり、受話器を乱暴に置いたりすると、周りからは怒って八つ当たりしているようにも見えます。ドアをつい力任せに閉めるクセがあるのなら、消音材やフェルトを貼る方法もありますよ。受話器を置く前に、フックボタンを優しく押すと、話していた相手にも周囲にも大きな音になりません。

対策

ノック式のボールペンの「カチカチ音」やハイヒールの「コツコツ音」は必要以上に社内で響いていることもあります。自分では気付かないクセが周囲には音ハラスメントになっている場合もあるので、自分のクセを見直す機会にしましょう。

対策

静かなオフィスであればあるほど目立つのが、電話の話し声。周囲には集中して作業に没頭したい人もいるかも。デスクで自分の声の大きさが気になるときは、電話を切った後に「今の声、大き過ぎなかった?」と聞いてみて。仕事中、どうしても私用の電話に出なければいけない場合も、着信音や話す場所を考えて。


におい編

対策

お気に入りの香水や新しく買ったコスメ。自分では“いい香り”だと思っていても、隣の席の同僚がいつもより離れて座っている…。そんなときには「このにおい、どうかな?」と周囲に聞いてみては。香水やコスメは元気の源になるアイテムですが、同僚たちから不評の声が出たらプライべートで楽しむように切り替えましょう。

対策

休憩室の有無や昼食を取るタイミングなど、会社によって食事休憩のあり方もさまざま。明確な決まりがない場合は、朝礼や会議で話し合い、ランチルールを決めましょう。


世代を超えて“職場のマナー”を共有

職場のマナーも時代に合わせて変化し、社員の常識も変化しています。職場での世代間格差があれば、ちょっとした意識の違いでベテラン社員と新人の関係性がギクシャクしてしまうことも。

職場の雰囲気を良くするためにも、マナーについてのアンケートを取ったり、改めて社員全員で研修を受けたりするなどして、“今どきのビジネスマナー”を共有するのも大切です。

教えてくれた人

「きらり.コーポレーション」キャリアコンサルタント
迎 恵子さん

働く女性や中小企業をサポートするためのセミナーやカウンセリングを行う。最近では、働き方を見直し、職場環境を整える「よかボス宣言」企業(熊本県が認定)のコンサルタントも務める。