【544号】すぱいすフォーカス – お得ってよく聞くけど マイナポイント事業ってなに?
最近よく耳にする「マイナポイント」。マイナンバーカードを持っている人を対象に、買い物などで利用できるポイントを最大5000円分還元する総務省の「マイナポイント」事業のことです。仕組みや申請方法などについて調べてみました。
最大5000円分ポイント還元
9月からスタートした総務省の「マイナポイント」事業。マイナンバーカードを持っている人を対象に、1人当たり最大5000円分のポイントが還元されます。電子マネーのチャージやスマートフォンのQRコード決済、クレジットカードなどで買い物をすればポイントがもらえる仕組み。5000円分のポイント還元には2万円の利用が必要で、ポイントは店舗などでの買い物に利用できます。
消費増税対策として6月までに実施されたキャッシュレス決済のポイント還元の後継事業として位置付けられ、「消費喚起」「キャッシュレス決済の推進」「マイナンバーカードの取得促進」が目的だそう。
「5000円分の還元」―。よくある話なのに最近、注目を集めるのはなぜでしょう。答えは「さらに2000ポイントをプレゼント」「5000円割引の特別クーポンを付与」など、決済業者が独自のサービス合戦を繰り広げているからです。
手続きは「マイナンバーカード取得」と「決済サービスの予約」が必須。事業は来年3月末までですが、予約者数が4000万人に達した時点で締め切られます。報道などによれば、現在、利用数は低調に推移しているそうですが、市町村などのマイナンバーカードの申請窓口は混雑している模様です。
マイナポイント事業を担当する県企画振興部情報政策課は「マイナンバーカードの申請から交付まで1カ月ほどがかかる場合もあるため、希望する人は早めに最寄りの市区町村の担当窓口などで手続きをお願いします」と話しています。
ココが知りたい!マイナポイントQ&A
Q 手続きはどうしたらいい?
A
ポイントを受け取るためには、マイナンバーカードを持っていることが前提になります。持っていない人の場合、申請から交付まで1カ月ほどかかるそうです。マイナンバーカードを取得したら、スマートフォンの専用アプリやパソコンなどで、マイナポイントの予約が可能。マイナンバーカードを用意し4桁の暗証番号を入力すると「マイキーID」が発行され、予約が完了し、決算サービスの選択(マイナポイントの申し込み)が可能となります。
手続きが難しいと感じる人には、最寄りの市区町村の担当窓口で支援してくれるそうですよ。
マイナンバーカードを作るかどうか迷っている人は、メリット・デメリットをしっかり考えて決めましょう。
マイナンバー総合フリーダイヤル
TELL:0120‐95‐0178
(音声ガイダンスに従って「5番」を選択)
平日9:30〜20:00 土日祝9:30〜17:30
Q たくさんある決済サービスどう選べばいい?
A
決済サービスは、電子マネー、QRコード、クレジットカードなど、100種類以上から選択することになります。業者によっては、「ポイント上乗せ」などのお得なキャンペーンを実施しているところもあります。
ただ、キャンペーン目当てで決済業者を決めてしまうのは要注意。お得感だけで選択してしまうと、普段よく利用するお店では使えない場合があるかも。普段よく使う決済サービスを選択するのも一つの方法です。
Q 子どもも対象ですか?
A
マイナンバーを持っていれば、子どももマイナポイント事業の対象になります。申し込みは保護者などが行い、保護者名義の決済サービスに申し込みが必要になります。すでに保護者が選択している決済サービスは使えないので、別の決済サービスを用意しておきましょう。
Q マイナポイントはそうやって使うの?
A
マイナポイントは事業名で、ポイントの名前ではありません。2万円分のチャージや買い物で最大5000円分のポイントが決済サービスのポイントとして付与されます。このポイントはいつもの買い物に使えますが、付与のタイミングや使用期限などは、決済サービスによって異なるので注意が必要です。事前にホームページなどで確認しておきましょう。
ちなみに、マイナポイント事業で付与されたポイントで買い物するときに、マイナンバーカードを持って行く必要はありません。
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