[交通安全ポスターコンクール]歩行者も!運転者も!守れていますか? 信号機のない横断歩道での交通ルール!

熊本日日新聞社とRKK熊本放送では交通事故のない安心な街づくりを願い、「交通安全ポスターコンクール」を通した啓発活動を行っています。その一環として「くまにち すぱいす」では、交通安全に関する情報をお届けします。今回は、多くの事故が発生している信号機のない横断歩道での交通ルールについて、熊本県警察本部に話を聞いてきました。

「人と車の事故」3割が横断歩道上

車を運転中、信号機のない横断歩道を渡ろうとしている歩行者が見えたとき、「歩行者を無視してそのまま素通りする」「一時停止する」―。どちらが正しいのでしょうか。

道路交通法では、信号のない横断歩道では歩行者が優先で、ドライバーは必ず一時停止しなければなりません。一方、歩行者には「横断歩道が近くにある場合は、横断歩道を渡る」「斜め横断をしない」など、正しい横断方法を徹底することが求められます。

「昨年、県内で発生した人と車の事故の約3割は横断歩道上で起きています」と熊本県警本部交通企画課警部・佐藤浩司さん。横断歩道は事故の多発ゾーンで、ドライバーと歩行者の両者がルールやマナーを守ることで事故を大幅に減らすことができます。

県警では、歩行者は「(1)手を前に出して横断する意思表示」、ドライバーは「(2)横断歩道の手前で停止」「(3)手を前に出して、どうぞの合図」―を運転者、歩行者の双方が実践する『てまえ運動』を呼び掛けています。新学期を前に、正しい交通ルールを認識するだけでなく、親子で通学路を歩いて危険箇所を確認するなど、普段から事故防止への取り組みを続けることが大切です。

信号機のない横断歩道では、

(1)歩行者は「手を前に」出して運転者に横断意思を伝える

(2)ドライバーは横断歩道の「手前」で停車する

(3)ドライバーは「手を前に」出し、「どうぞ」の合図をし、歩行者を横断させる

思いやりの意思表示「てまえ運動」を実践しよう!

熊本県警察
シンボルマスコット「ゆっぴー」


運転者の交通ルール

ルール(1)横断歩道に接近したら減速する

信号機のない横断歩道の手前には、ダイヤマークの路面標示や横断歩道を示す道路標識があります。これらがある道路では、歩行者がいるかを確認しながら、停止線で止まれる速度に減速しながら走行します。

ルール(2)歩行者がいたら必ず一時停止

横断歩道を渡ろうとしている歩行者や自転車がいたら、停止線で必ず一時停止し、横断し終えるまで待たなければなりません。

ルール(3)側方通過前の一時停止

横断歩道の手前で車が停車している場合は、その側方を通る際には必ず一時停止して歩行者がいないか確認しましょう。

また、横断歩道内やその手前30m以内では、追い越し、追い抜きも禁止です。


歩行者の交通マナー

マナー(1)手を前に出して横断意思を伝える

横断する際は、必ず手を前に出して運転者に横断しようとしていることを伝えます。左右両方の車が停車したことを確認したら、速やかに横断しましょう。

マナー(2)運転者に分かりやすい服装

日暮れ時や夜間の外出は、暗い色の服装では運転者が気づきにくいこともあります。明るい色の服装、反射テープなどの装備を心掛けましょう。

手を出して知らせることで停車率UP!

信号機のない横断歩道を歩行者が横断しようとしている場面で、車が一時停止するか調査したところ、手を前に出して知らせると倍以上の停車率になりました。
(令和3年熊本県警調べ)

協力/熊本県警察本部