【543号】結ぶだけで簡単! 風呂敷エコバッグ
レジ袋の有料化をきっかけに、エコバッグの需要が高まる中、風呂敷がにわかに“脚光”を浴びています。かさばらず、買う物の大きさや形にとらわれず自在に包めるのがメリット。読者スタッフが、用途に応じた包み方のテクニックをラッピングのプロに教わりました。
"1枚"で多彩な用途 基本を覚えれば簡単!
風呂敷で作るエコバッグの最大の魅力は、1枚でいろいろな用途に使える点です。「風呂敷は”扱いが難しそう”というイメージを持たれがちですが、基本の結び方(真結び)さえマスターすれば、決して難しくありません」と、ラッピングスクール講師の松本恵美さん。
最近は、洋服に合うカジュアルな色柄の風呂敷もあり、素材の種類も豊富。お気に入りを見つけて、積極的に活用してみてはいかがでしょう。
教えてくれたのは
ラッピングスクール CHARIS.(チャリス)(中央区帯山)
代表 松本 恵美さん
ギフトラッピング実務経験26年、講師歴16年。県内外の企業、国税局などへの講習にも携わる。
コレさえ押さえれば! 基本の結び方 真(ま)結び
風呂敷の端を持ち、Bの上にAをのせる。のせたAの端を奥から手前に通し、左右に引っ張る
Aの端を左へ傾ける。Bの端を上からかぶせて手前から奥へ通す
AとBの先端を左右に引っ張り、ほどけないようにしっかり結ぶ
バスケット包み 風呂敷サイズ105×105cm
かごの中に風呂敷をセットする
隣り合った端同士を真結びにする
すいか包み 風呂敷サイズ68×68cm
風呂敷を広げ、上下約10cmずつ内側に曲げる
手前と奥の両端をそれぞれ真結びにする
手前の結び目を奥の結び目の下に通す
瓶包み 風呂敷サイズ75×75cm(ワインボトル750mLの場合)
品良く、カッコ良く! 贈り物にも
風呂敷の中央に瓶を立てて置く
AとBを持ち上げ、瓶の口の上で真結びにする
CとDを後ろで交差させ(Cを上に)、両端を前へ。瓶の正面で真結びにする(瓶の高さの下から1/3辺り)
②の真結びを半分ほどく。両端をねじった後、真結びにして持ち手を作る
二つ結び 風呂敷サイズ60×60cm(弁当箱/縦15×横20×高さ5cmの場合)
弁当箱、菓子折り… 傾けたくない物を包むのに重宝
風呂敷の中央に弁当箱を置く
AとCを入れ替える
AとBを真結びする
CとDを真結びする
結び目の形が等しくなるように整える
体験してみて
簡単にエコバッグになるので、かばんの中に入れて持ち歩くようになりました。かさばらず、おしゃれでかわいい! おすすめです。
レジ袋有料化で一番不便を感じているのが、コンビニでの買い物です。“すいか包み”のエコバッグで、楽しみが広がりました!
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