ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、“今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)

耳かき/山鹿市

煤竹(すすたけ)ならではの色とツヤ 少し高価なマイアイテム

煤竹で作られた美しいあめ色の耳かきです。煤竹とは、かやぶき屋根の屋根裏や天井に骨組みとして使われ、永い年月をかけ、かまどやいろりの煙で燻(いぶ)されたもの。ツヤのある味わい深い色に変化した竹になります。

煤竹を使うのは「仕上がりが滑らかで美しいことに加え、煙が染み込んでいるためカビや湿気にも強いから」。手掛ける竹工の木部大資さんは、こう話します。耳に入る先端部分は、火であぶり柔らかくしてから少しずつ手で曲げていきますが、繊細な作業の上、古い材質で折れやすくなっているため、特に神経を使うそうです。

最近は、手に入りにくくなった貴重な煤竹。無駄が出ないように節なども巧みにデザインとして生かすそう。ほかに茶道で使う茶杓(しゃく)なども手掛けます。

耳かき(17cm、上4300円、ほか3800円)

【取材先】

百花堂(山鹿市山鹿1371)

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