見つけた! くまもと手づくりCollection
ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、“今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)
#061 木目込み人形/熊本市
愛犬が年男(?)の年を迎えるので、干支にちなんだものを探していたところ、寅の木目込み人形を見つけました。しっかり前を見る目と金色に輝くその姿に、明るい年になりそうと期待が膨らみます。
木目込み人形とは、桐(きり)粉で作った芯となる体の部分に溝が彫られており、その溝にヘラを使って布の端を入れ込んだ(木目込んだ)人形のこと。手掛ける村田加代子さんは、人形に動きを出すため腰や肩になるところを紙やすりでこすったり、桐粉を付け足したりして補正。溝も追加し体のシワを出すことでより細かな動きを表現しています。
布には鳳凰(ほうおう)が刺しゅうされた帯が使われていてとても華やか。顔回りにはご粉を塗って白の発色を良くする工夫も。1年を通して飾りたいフィギュアです。
「寅の木目込み人形 台座18×14.5cm」(台座付き1万3000円、屏風なし1万1000円)
【取材先】
人形塾 中々(中央区九品寺)
インスタグラムでも作品を紹介しています。
spice.kuma.tedukuricollectionで検索を。
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