ライター直(なお)が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、“今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。
(随時掲載)
彦一こま/八代市
置物になったり こまになったり…
笠をかぶり、右手に通い帳、左手に徳利(とっくり)を持った素朴でおどけた表情のタヌキの置物…と思ったら、なんと笠、頭、胴体、しっぽに分かれ、それぞれが指で回して遊ぶ「ひねりごま」に! 「彦一こま」は、見た目がかわいい置物とひねりごまという、2つの楽しみ方ができる遊び心あふれる郷土玩具です。
八代に伝わる民話「彦一とんちばなし」に登場するタヌキがモデル。製作する井芹眞彦さんは、県指定の伝統的工芸品として作り方やデザインを守り続けています。「くまモン」や「おてもやん」バージョンもあり、彦一こまと同じように、分解してコマ遊びができます。コマ以外の意外性のある仕掛けも思案中だとか。どんな作品が生まれるか楽しみです。
右は「彦一こま(大)」1300円。左は「くまモン」バージョン1500円
インスタグラムでも作品を紹介しています。
spice.kuma.tedukuricollectionで検索を。皆さんもステキな工芸品を見つけたら「#くまもと手づくりコレクション」のタグを付けてアップして!
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