ライター直(なお)が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、“今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。(随時掲載)

木葉猿/玉東町

昔と変わらない手びねりの技法 ユーモラスな表情としぐさにほっこり

1300年前から受け継がれ、作り続けられている猿の焼き物「木葉猿」。埴輪(はにわ)を思わせる素焼きの置物の、かわいらしいとぼけた表情には、何とも言えない魅力があります。始まりは奈良時代で、悪病・災難よけ、子孫繁栄のお守りとして親しまれてきました。

驚くのは、昔と変わらない手びねりの技法。型を使わず、こねた粘土を指先だけの感覚でひねりあげながらパーツを作り、猿の姿に仕上げていきます。すべて手作業で、同じものは2つとないそう。白を基調に群青と赤の彩色を施したものもありますが、このデザインも昔のまま。 「ユーモラスな表情やしぐさを大切にしています」と、窯元7代目の永田禮三さん。玄関に置いておくと、泥棒よけにもなると教えてくれました。

「見ざる聞かざる言わざる」の三猿ではなく、「よく見よく聞きよく話す」と、現代風にアレンジされた逆三猿1800円

「見ざる聞かざる言わざる」の三猿ではなく、「よく見よく聞きよく話す」と、現代風にアレンジされた逆三猿1800円

【取材先】木葉猿窯元

問/木葉猿窯元 TEL:0968-85-2052
県伝統工芸館 TEL:096-324-5133

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