ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、“今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。
(随時掲載)
豆皿(天草陶磁器)/天草市
皿にぶら下がる愛らしい唐子(からこ) 二人三脚で作る普段使いの器
良質の陶石に恵まれた天草下島に、6年前に開窯した「器峰窯」で、縁に唐子がぶら下がるかわいい豆皿を見つけました。手掛ける岡部俊郎さんは、赤海鼠(なまこ)色の陶器で知られる老舗窯元「水の平焼」8代目の弟。10年間の修業を経て独立、磁器の白さを生かした普段使いの器を、妻の綾子さんと二人三脚で作ります。
俊郎さんが成形し素焼きした素地に、綾子さんが呉須で絵を描き透明釉(ゆう)をかける「染付磁器」の手法で作られた器は、どれも使いやすく、日常の食卓になじみそうなものばかり。
唐子は、絵付け担当の綾子さんが特別に作ったとか。皿の縁から手を滑らせて落っこちないかと見守りたくなるほど愛らしい姿。毎日、食卓に登場させたくなりそうです。
※唐子…中国風の髪形や服装をした子ども
豆皿1500円。今にも動き出しそうな楽しい絵柄のそばちょこ(2500円〜)もあります ※価格は税別
[取材先]
器峰窯(天草市本渡町本戸馬場2004)
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